鹿児島・鹿屋市の国道で土砂崩れ 通行止め続く 県「雨の影響考えにくい」 通勤通学に影響も

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18日の鹿児島県内は朝から時折非常に激しい雨となり、一時は鹿児島市と指宿市で洪水警報も発表されました。
こうした中、鹿屋市の国道269号線で土砂崩れが発生し、全面通行止めとなっています。
県では「雨の影響は考えにくい」としていますが、住民の生活に影響が出ています。
鹿屋支局・春山たかよ記者
「崩れ落ちたのはモルタルを吹き付けて固めてあるのり面で、工事終了からかなり時間がたっているものと見られます。大きな岩や木々と一緒に崩れ落ちています」
土砂崩れが発生したのは鹿屋市永小原の国道269号線です。
国道を管理する県によりますと、18日午前2時ごろ、警察からの連絡で発覚したということで、道路脇の斜面が高さ約35メートル、幅約30メートルにわたって崩れています。
18日の鹿児島県内は時折、非常に激しい雨に見舞われました。
現場に近い鹿屋市・吉ヶ別府の観測点では、16日午前5時の降り始めからの総雨量が67.5ミリに達しています。
しかし現場付近に設置された国土交通省の雨量計では、降り始めから午前2時頃までの総雨量は14ミリにとどまっています。
土砂崩れについて県では「雨の影響は考えにくい」としています。
国道は、鹿屋市と錦江町、南大隅町を結ぶ幹線道路で、住民の生活に影響が出ています。
県は土砂崩れの原因を調査するとともに、土砂を取り除く作業を進めていますが復旧の見通しは立っていません。

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