出典 : オールドパー公式サイト
「オールドパー」をご存知でしょうか?世界的な人気と知名度を誇る「オールドパー」は、スコッチウイスキーの多様な魅力が絶妙なバランスで融合されています。今回は、その歴史やブランド名に込められた想いなどを詳しく解説します。
「オールドパー」という名は、英国史上最長寿と言われた伝説の人物に由来
出典:オールドパー公式サイト
「オールドパー」を生んだグリンリース兄弟の理想
「オールドパー」の歴史は、1871年のロンドンに始まります。
創業者であるグリンリース兄弟の父親は、スコットランド各地の蒸溜所と提携するウイスキー販売業者でした。父の仕事を受け継いだ兄弟は、蒸溜所ごとに異なるウイスキーの魅力を融合させた、理想のブレンデッドウイスキーを追求。試行錯誤を重ねて生み出した唯一無二のウイスキーに「オールドパー」と名づけました。
「オールドパー」というブランド名に込められた想い
「オールドパー」とは、1635年に152歳で亡くなり、英国史上最長寿と言われるトーマス・パーの愛称です。この伝説の人物の名をウイスキーのブランド名に冠したのは、その長寿を「ウイスキーの熟成」に、培われた叡智を「ブレンド技術」になぞらえたためだとか。そこには、自らのウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたいという、造り手の願いが込められているのです。
「オールドパー」はスコッチ各産地の魅力が融合したウイスキー
出典:オールドパー公式サイト
「オールドパー」に凝縮されるスコットランド各地の風土
「オールドパー」がブレンデッドスコッチのなかでも世界的な人気と知名度を誇るのは、その卓越したネーミングだけが理由ではありません。そこには、スコッチウイスキーの多様な魅力が絶妙のバランスで融合されているからです。
一口に「スコッチウイスキー」と言っても、その産地は「ハイランド」「スペイサイド」「ローランド」「キャンベルタウン」「アイランズ」「アイラ」と6つに分類されていて、それぞれの異なる風土のもと、独自の個性を持ったウイスキーが造られています。
「オールドパー」は、スペイサイドのなめらかな水、アイラの豊かなピート香、さらにはキーモルトである「クラガンモア」の樽熟成など、スコッチ各地の蒸溜所の特徴を巧みに融合させることで、複雑で豊かな味わいを実現しているのです。
「オールドパー」は明治から日本でも愛されてきたブランド
出典:オールドパー公式サイト
「オールドパー」は日本に初めて紹介されたブレンデッドスコッチ
「オールドパー」は、日本でもなじみ深い銘柄ですが、それもそのはず、一説によると、日本に初めて紹介されたスコッチウイスキーなのだとか。明治政府が欧米に派遣した使節団が、明治6年(1873年)に帰国した際に持ち帰ったとされていて、使節団のリーダー・岩倉具視をはじめ、明治維新の英傑たちも「オールドパー」に魅了されたかと思うと、その歴史の深さが改めて感じられます。
「オールドパー」のボトルデザインが日本のリーダーたちに愛される
「オールドパー」は、明治以降、吉田茂や田中角栄といった政治家をはじめ、企業の経営者や文豪など、日本のリーダーたちに愛飲されてきました。
その理由としては、和食にもよく合う日本人好みの芳醇な味わいはもちろん、高級感ある特徴的なボトルデザインも挙げられます。とくに、斜めに置いても自立するユニークなボトル形状は「決して倒れない」「右肩上がり」として、ゲン担ぎの意味からも珍重されてきたのだとか。
「オールドパー」は今も進化を続ける
出典:オールドパー公式サイト
「オールドパー」は、つねに最適を提供し続けるブランド
「オールドパー」は、誕生から100年を超える今もなお、つねに理想のブレンドを追求し続けています。
日本が令和の時代を迎えた2019年には、マスターブレンダーが「史上最高のバランスを実現した」と語る新商品「オールドパー 18年」を発売するとともに、従来品の意匠をリニューアルしています。
【オールドパー 18年】
18年以上熟成された貴重な原酒をブレンド。長期熟成ならではの、なめらかな口当たりと豊かな余韻がたのしめる重厚な1本です。
【オールドパー 12年】
フルーティーな甘味のなかに、奥行きのあるスモーキーさが感じられる、調和のとれたやわらかな味わいが魅力。和食とも好相性です。
【オールドパー シルバー】
柑橘系のフルーツやハチミツ、バニラを思わせる甘い香りが魅力。スムーズな味わいで、ハイボールにするとフレッシュな香りが強調される、エントリータイプの1本です。
「オールドパー」は、贈答品としても人気があります。その重厚で高級感ある意匠から、愛好家はもちろん、幅広い方々に喜ばれることでしょう。
国内販売元:MHDモエヘネシーディアジオ
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