「ミサイルより暮らしを」鹿児島で広がる軍事施設整備への反対訴え 鹿児島市で60人が集会

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プラカードを手に、軍拡反対の意思を示す市民ら=JR鹿児島中央駅東口

 鹿児島県西之表市馬毛島の自衛隊基地建設など、軍事施設の整備が進む県内の現状に反対する集会が14日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅東口広場であった。集まった約60人が「ミサイルより暮らしを」と声を合わせて軍拡に反対する意思を示した。
 「馬毛島への米軍基地に反対する市民・団体連絡会」の前園美子さん(67)=西之表市西之表=は交通事故や犯罪が増加し、人手不足と大都市並みの高い家賃に悩まされる現状を伝え、「小さなコミュニティーがかつて経験したことのない変化に不安を覚えている」と基地建設中止を訴えた。
 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中重光さん(84)=長崎市=もマイクを握り、世界中で軍事費が増えていく現状を批判した。「憲法壊すな・戦争法廃止!かごしまの会」が主催した。

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