「今年も豊漁になれば」シラスウナギ漁が解禁 無許可漁には厳しい罰則も 鹿児島県大崎町の菱田川

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海面をライトで照らし、シラスウナギをすくう人たち=1日午後6時過ぎ、大崎町の菱田川河口

 鹿児島県内のシラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の2024年度漁が1日、日没と同時に解禁された。大崎町の菱田川河口では採捕者100人余りが腰まで水に漬かり、ライトで照らしながら、大きな網で稚魚をすくい上げていた。
 シラスウナギは近年、漁獲量の減少が続いているものの前年度は好調で、採捕量は過去10年で最多の767キロに上った。約1時間で7匹を取った同町菱田の川越ミヨ子さん(69)は「選んだ場所が良く、今までで一番好調。今年も豊漁になれば」と話した。
 県水産振興課によると、24年度漁期は資源保護のため、計30日間の休漁期間を挟み来年3月末の日の出まで。無許可で採捕すると、3年以下の懲役か3000万円以下の罰金が科される。

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