「医師もびっくり!」健診で指摘された悪玉コレステロール値が毎日1杯の飲み物で改善【体験談】

健診で悪玉コレステロールが高いと指摘された女性

普段から運動は欠かさず、食生活にも気を配っているため、健康には自信がありました。ところが2019年の健康診断で、夫婦ともに悪玉(LDL)コレステロール値が高いことを指摘されたのです。すぐに治療が必要な数値ではないものの、放置すれば高脂血症などの深刻な病気にもなりかねないとのこと。そんなとき、ある飲み物にハマり、日常的に飲み始めるようになってコレステロール値が改善してきた体験談を紹介します。

きっかけは義実家で飲んだ酒粕の甘酒

甘酒

夏のある日、義実家を訪れたときのことです。義母が「甘酒があるんだけど、飲んでみる?」と冷蔵庫から白いトロリとした液体を出しました。義兄が「昔、お寺で飲んだ甘酒が懐かしくなった」と、酒粕から甘酒を作ったのだそうです。

私は、昔から甘酒も酒粕も好きでしたが、大人になってからはあまり口にする機会がありませんでした。その日はとても暑く、たくさん汗をかいた後だったこともあり、久しぶりに飲む甘酒は驚くほどおいしかったことをよく覚えています。冷えていて喉ごしが良いというだけでなく、暑さによる体の重だるさが一瞬和らいだ気がしました。甘酒は「飲む点滴」などと言われるくらい栄養が豊富らしいということはなんとなく知っていました。そして実際飲んでみると、本当に体に良さそうだと感じました。

そこで、義母に作り方を聞いてみると、酒粕を水で溶いて火にかけ、アルコール分が飛ぶまで加熱し、冷めたら冷蔵庫で保存するだけだということでした。帰宅後、私も早速甘酒を作り、次の日から飲み始めました。

酒粕の甘酒から米こうじの甘酒にシフト

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しばらくはなんとなく体に良さそうだという理由で、酒粕から作った甘酒を1日にコップ1杯ずつ飲んでいましたが、そのうちに米こうじと米から作る甘酒が悪玉コレステロール値の改善に良いらしいと知りました。調べてみたら酒粕から作るものより若干手間と時間は掛かるものの、それでも十分簡単なので作り始めました。

おかゆ2合を60度に冷まし、500gの米こうじを加えてしっかりと混ぜます。それを炊飯ジャーに入れて、2時間おきにしゃもじで混ぜながら、50~60度で約7~8時間保温します。この温度帯は米こうじの発酵が効率良く進む温度帯で、65度以上になるとこうじ菌が死んで全然甘くない甘酒になってしまうのだそうです。

完成した甘酒は冷凍保存できるので、私は1カ月分をまとめて作っています。初めてこの甘酒を飲んだときに驚いたのは、その強烈な甘さです。「砂糖は一切加えていないのに、おかゆと米こうじだけでこんなに甘くなるとは、発酵の力は本当にすごい!」と感心しました。ただ、私と夫には甘すぎるため、ヨーグルトや牛乳に混ぜて毎日コップ1杯程度を飲んでいます。

1年後の健康診断で驚きの結果が!

1年後にコレステロール値が改善

米こうじと米の甘酒を飲み続けて1年、再び健康診断の時期になりました。悪玉コレステロール値の変化が気になります。結果を聞くため夫と2人で診察室に入ると、なんの前置きもなくいきなり医師から「何かされましたか? 」と尋ねられました。質問の意味がわからずポカンとする私たちに、医師は受診結果のコレステロールの欄を指しました。そこには驚きの結果が!

私の数値は、LDLが前回124から122に減少、HDLは90から94に増加と、改善はごくわずかでした。しかし夫の数値は、LDLが前回143から127に減少、HDLが71から82に増加と、劇的に改善していたのです。診断機関での正常値はLDLコレステロール120未満、HDL(善玉)コレステロール40以上だそうです。

そこで、1年間米こうじと米の甘酒を飲み続けたことを医師に話しました。すると医師は、甘酒だけでここまでの効果があったこと、また1年間も地道に努力を続けたことを驚き、賞賛してくれました。私たち自身もまさかここまで良い結果が出ることは予想していなかったので、びっくりするやら、うれしいやらで、しばらくは会う人会う人に効果を吹聴していました。

まとめ

1年間で悪玉コレステロールの数値が大きく改善はしたものの、依然として正常値には達していません。夫婦そろって正常値の範囲内まで改善するように米こうじの甘酒チャレンジを続けています。

最初は軽い気持ちで始めたことですが、それがきっかけで自分たちの健康や体のことに以前より深く関心を持つようになりました。年齢とともに、疲れや不調を感じることも多くなりましたが、これからも無理なく続けられる方法をいろいろと模索しつつ、楽しみながら健康を保っていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

イラスト/サトウユカ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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