値上げの波が、暮らしの随所に押し寄せています。南日本新聞社は新聞の購読料を月額4千円に上げると発表しました。
南日本新聞社がけさ朝刊で発表したもので、エネルギー価格の高騰が値上げの要因としています。
具体的には、新聞用紙やインクなど原材料費に加え、電気代や燃料代も、かつてない水準にあり、人件費も「県の最低賃金が上昇し続けている」とした上で、安定した新聞発行と、戸別配達網を維持するには購読料を改定せざるを得ないと判断した、としています。
月額600円の値上げは、過去30年余りでは最大ですが、1970年代のオイルショックの際は月額千円が1600円に上がったこともあると言います。
南日本新聞は1881年・明治14年創立の「鹿児島新聞」が前身で、販売部数は、2004年7月のおよそ40万6500部をピークに、減少傾向が続いていて、今年4月現在はおよそ21万9千部となっています。
なお、県内で販売されている新聞各紙のシェア=占有率は、去年の時点で南日本新聞が87%余りと依然、圧倒的です。
『暮らしに迫る値上げの波 南日本新聞月額4千円へ 鹿児島県』

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