こんにちは、夏になるとお風呂上がりの冷凍バナナが欠かせない管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
お手頃で栄養もばっちり、包丁いらずでパクッと食べられるバナナ。
いまの時期はちょっと油断すると、皮が黒くなったり変なニオイがしたりして、すぐに傷んでしまいますよね。
今回は、おすすめの保存方法と、傷んだバナナの見分け方をお伝えします。
夏のバナナはどう保存するのが正解?
みなさんは、バナナをどうやって保存していますか?暖かい国の果物だからと、キッチンにそのまま置いている人もいるかもしれません。
バナナは15~20℃くらいの風通しの良いところが適しているので、秋から春ならそれでOK。ただ、室温が30℃を超える夏場は要注意なんです。
早ければ3~4日で傷んでしまう場合があるので、冷やして保存しましょう!
【冷蔵】ラップで包んで野菜室へ
袋から取り出して、半日~2日ほど直射日光を避けた涼しい所に置き、皮全体に茶色いポツポツができるのを待ちます。
このポツポツは「シュガースポット」と呼ばれ、バナナが完熟したサイン。甘みが強く、やわらかい食感と芳醇な香りが楽しめます。
シュガースポットが出る前に冷やすと、熟成がストップして甘くならないので注意してくださいね。
一本ずつ外して、ラップで包むか保存袋に入れて野菜室に移しましょう。
冷蔵室は温度が低すぎるので、南国出身のバナナとしてはちょっと過酷。少し温度が高めな野菜室に入れるのがポイントです。
冷やすと皮が黒くなることがありますが、中は問題なく食べられます。保存期間の目安は約1か月です。
【冷凍】凍らせてアイス代わりに
夏場は冷凍保存もおすすめです。バナナは栄養満点なので、アイスよりも罪悪感なく食べられてダイエット中にぴったり。私はいつもヨーグルトと一緒に食べています。
シュガースポットが出たら皮をむいてひと口大に切り、重ならないように保存容器や保存袋に並べて冷凍庫に入れましょう。
切るのが面倒なときは1本丸ごとラップで包み、保存袋に入れて冷凍するのもあり。
ペースト状にしてから凍らせると、アイスに混ぜたり、ケーキを作ったりするときに便利です。
皮をむいてから保存袋に入れて口を閉じ、手で潰しましょう。ペースト状になったら、平らにして冷凍庫に入れてくださいね。冷凍の場合も約1か月を目安に食べ切りましょう。
冷凍バナナはそのまま食べるのはもちろん、牛乳と一緒にミキサーにかけると手軽にスムージーが作れます。氷がいらないため薄まらず、濃厚な味わいが楽しめますよ。
腐っているかも!?要注意バナナの見分け方
バナナはもともと傷みやすい果物。以下のような状態になったら処分してくださいね。
ヘタが白いものは食べてもOK?
防カビ剤が塗られていないバナナを袋のまま保存すると、ヘタの部分が白くなってしまうことがあります。
これは袋の中で蒸れてカビが生えている状態なのですが、中が傷んでいなければ食べても大丈夫!
ただし、カビが広範囲に広がっていたり、ニオイがおかしかったりする場合は捨ててくださいね。
これ食べていいの?バナナの黒い点の正体
皮をむいたバナナの果肉に、一箇所だけポチッと黒い点があることも。傷んでいないか心配になりますよね。
これは、輸送や保管中にキズがついただけの場合がほとんどなので、そのまま食べられます。気になる場合はその部分だけ取り除いてくださいね。
夏のバナナ保存テク
バナナは傷みやすいので、うっかりするとすぐに食べ頃を逃してしまいます。
気温が高い時期には、野菜室か冷凍庫に入れて長持ちさせましょう。
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おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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