【庭に植えてはいけない!?】繫殖力が強すぎる《多年草・低木》3選!安全に楽しむ方法もご紹介おしゃれで丈夫な反面、すくすく育って増えすぎてしまう植物たちをご紹介します

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「ステキな花を見つけて庭に植えたら、思いのほか繁殖してしまった」
「丈夫で育てやすいとは聞いていたが、まさかこんなに広がるとは…」

このような経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。植物を植える際は、繁殖力の強さを確認しておくこともガーデニングを楽しむ大事なポイントです。

この記事では、繁殖力が強く、庭に植えるのに注意が必要な植物3種を参考価格とともにご紹介。あわせて、広がりすぎないように楽しむ方法もお届けします!

1. この記事で紹介する「庭に植えてはいけない!?繫殖力が強すぎる植物3種」

写真のランタナほか、繫殖力が強すぎる植物をご紹介します

黄色や赤の花を咲かせている、たくさんのランタナ

 

  • ミント類
  • ランタナ(七変化)
  • ワイヤープランツ
  • いずれも、庭植えすると増え過ぎる恐れがある植物ばかり。記事後半では上手に楽しむ5つの方法もご紹介します!

    2. 庭に植えてはいけない!?繫殖力が強すぎる《多年草・低木》3種

    2.1 ミント類

    「ミントテロ」と言われてしまうほど繁殖力旺盛な「ミント類」

    爽やかな見た目と清涼感のある香りで人気を誇るミント類。ペパーミントやスペアミント、アップルミントなど多数の品種があり、スイーツ・ミントティー・モヒートなど多彩なレシピで楽しまれています。

    一方で、ミントは「植えてはいけない植物」の代表的存在。環境が合えばどんどん繁殖し、あっという間に庭を覆いつくしてしまう様子が「ミントテロ」と呼ばれることも。

    引っこ抜いても、残った地下茎で再び繁殖することも珍しくありません。一度植えるとコントロールが難しい植物だと認識しておきましょう。

    ※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

    2.2 ランタナ(七変化)

    カラフルな花色が愛らしい「ランタナ」も要注意植物!

    オレンジ色のランタナの花。

    まるで花火のような、カラフルで愛らしい花を次々に咲かせるランタナ。咲き始めは黄色、咲き進むにつれてピンクや赤、オレンジなどに色変わりすることから「七変化」という名前でも親しまれています。

    寒さに弱いため関東以北では一年草として扱われているものの、本来は低木に分類される植物。地面に触れた茎から新たな根や芽が出たり、こぼれ種から発芽したりなど、思いのほか広がってしまうリスクは避けられません。

    ランタナは、環境省が定める「生態系被害防止外来種リスト」内の『重点対策外来種』に登録されているほど繁殖力が旺盛。さらに葉や種には毒があるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭は特にご注意ください。
    PWのスーパーランタナは種ができにくく、種ができたとしても発芽しにくい品種。かわいいランタナの花を楽しみたい方は、チェックしてみるといいかもしれません。
    ※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)

    2.3 ワイヤープランツ

    横方向にも縦方向にも成長する「ワイヤープランツ」

    ワイヤープランツは「ワイヤー」という名前通りの細い茎と、小さな葉を持つおしゃれな植物。空間を演出する観葉植物として、また寄せ植えやリースの材料としてなど、さまざまなシーンで利用されています。

    繊細な見た目ながら、実は低木の仲間。環境が合えばどんどん広がり、地面だけでなく壁やフェンスなど縦方向にも茎を伸ばし登っていきます。

    茎や根が強く固いため、手で取り除くのは困難。少しの枝や根からも再生して成長してしまうため、一度植えると完全駆除が難しいと覚えておきましょう。
    ※参考価格:200円~750円前後(3号ポット苗)

    3. 繁殖力の強い植物を安全に楽しむ4つの方法

    3.1 鉢・プランターで育てる

    繁殖力が強い植物は鉢やプランターで!

    繁殖力が強い植物は、庭植えではなく鉢やプランターで育てるのが無難です。こぼれ種や伸びた茎が地面に落ちて発芽しないよう、できればベランダやコンクリートの上など、鉢の中以外に土がない場所で育てることをおすすめします。

    3.2 タネができる前に花がら摘みをする

    種から発芽しやすい植物は、花が咲き終わったらタネができる前に花がらを摘んで、こぼれ種からの発芽を防ぎましょう。種ができる前に切り取ることで、離れた場所へ種が飛ぶのを防ぐこともできます。

    3.3 小まめに剪定する・抜く

    繁殖力が強い植物は、小まめに切り戻したり、根ごと抜いたりして繁殖を抑えましょう。特に地下茎で増える植物やツルを伸ばしながら成長するツル性植物は、定期的に観察し生育をコントロールすることをおすすめします。

    3.4 茎や根は袋に入れて処分する

    切り戻しや植え替えなどで茎や根をカットしたとき、または抜いたとき、そのまま屋外に放置すると根付いてしまうことがあります。きちんと袋に入れて、植物ゴミとして処分しましょう。植物ゴミの処分方法は、各自治体の分別方法をご確認ください。

    4. 繁殖力が強い植物と上手に付き合おう!

    今回は「植えてはいけない」と言われる繁殖力が強い植物3種と、上手にお付き合いする4つの方法をお伝えしました。
    今回ご紹介した植物は「丈夫で育てやすい植物」でもあります。乾燥や病害虫に強く、肥料もほとんど必要としないのは大きなメリットとも考えられます。
    家にお迎えするときは鉢やプランターで育てたり、こまめに成長をコントロールするなど、植物の特徴を踏まえて楽しみながら育ててくださいね。

    参考資料

  • 環境庁「生態系被害防止外来種リスト」
  • PROVEN WINNERS(PW)公式 スーパーランタナの育て方
  • LIMOガーデニング部

 

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