【鹿児島県】おすすめ観光スポット30選|若者向け定番スポットから、訪れるべき穴場スポットまで

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『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、鹿児島県のおすすめ観光スポットをエリア別にご紹介! 幕末から明治にかけて活躍した偉人を多く輩出した鹿児島県には、名所旧跡や有名観光スポットが満載です。そのほか鹿児島県のシンボルともいえる「桜島」や世界遺産の「屋久島」など王道の観光スポットはもちろん、大自然の絶景スポットや若者向け穴場スポットまで、鹿児島県のおすすめ観光スポットをたっぷりご紹介します。

鹿児島県のおすすめ観光スポット【鹿児島・桜島】

Spot.1【桜島】大地の躍動を感じる! 鹿児島県のシンボル

「桜島(さくらじま)」は、鹿児島市街地から桜島フェリーで約15分と、気軽に行くことができる鹿児島県のシンボル。超巨大噴火によって地面が陥没してできた錦江湾の南端に、約2万6000年前、子どもの火山「桜島」が誕生し噴火活動を続けながら成長しました。現在も毎日のように小規模な爆発を繰り返し、風向きによっては鹿児島市内でも降灰があります。ただ、溶岩流を伴う災害規模の大噴火には前兆現象があり、観測体制も整っているので過度に心配することはありません。
いくつかある散策スポットのなかで必ず訪れたいのは、「桜島」に最も近いビュースポット「湯之平展望所(ゆのひらてんぼうしょ)」! 標高373mにある展望所で、観光客が行ける最も高い場所です。北岳のゴツゴツした山肌が間近に迫ります。

こちらは、昭和火口からの噴火が見られる「黒神ビュースポット」。昭和21年(1946)の噴火で溶岩が流れ地面から湯気が上がっていたため、一帯は地獄河原とよばれています。

「桜島カレーランチ」1480円
「桜島カレーランチ」1480円

桜島観光でお腹が空いたら「MINATO CAFE(みなと かふぇ)」へ。「みんなと作るMINATO CAFE」をモットーに桜島カルチャーの発信、地域交流の場としても親しまれるフェリー乗り場内の展望カフェです。おみやげ売り場も隣接していますよ。
■桜島フェリー(さくらじまふぇりー)
TEL:099-293-2525(鹿児島市船舶局)
営業時間:24時間
料金:片道250円、車は全長3m以上4m未満1700円~(運転手1名の乗船料含む)
■湯之平展望所(ゆのひらてんぼうしょ)
住所:鹿児島県鹿児島市桜島小池町1025
TEL:099-298-5111(観光交流センター)
営業時間:散策自由(売店は営業時間:9~17時、定休日:無休)
■黒神ビュースポット(くろかみびゅーすぽっと)
住所:鹿児島県鹿児島市黒神町
TEL:099-298-5111(観光交流センター)
営業時間:散策自由
■MINATO CAFE(みなと かふぇ)
住所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町61-4
TEL:099-293-2550
営業時間:11~16時(時短の場合あり)
定休日:第3水曜

■参考記事:【鹿児島県】 鹿児島のシンボル・桜島のみどころ徹底紹介!散策スポットやグルメ、おみやげ情報も(配信日:2023.01.03)

Spot.2【西郷隆盛銅像】明治政府樹立に貢献! 郷土の英雄・西郷隆盛

陸軍大将の軍服に身を包み、城山を背景に立つ陸軍大将の軍服に身を包み、城山を背景に立つ

江戸城の無血開城をはじめ明治政府樹立に大きく貢献し、今も郷土の英雄として人気の西郷隆盛。この銅像は、没後50年を記念して昭和2年(1927)に建立が計画され、渋谷の忠犬ハチ公を制作した鹿児島市出身の彫刻家・安藤照が制作。昭和12年(1937)に除幕されました。台座を含めると約8mにもなる迫力の大きさです。

Spot.3【名勝 仙巌園】桜島を望む美しい庭園

JR鹿児島中央駅からバスで約35分のところにある「名勝 仙巌園(めいしょう せんがんえん)」。万治元年(1658)、19代当主・島津光久によって島津家の別邸として造られました。桜島と錦江湾を借景にした大名庭園は約1万5000坪の広さがあり、御殿や鶴灯篭、全国でも珍しい猫神社など、みどころもたくさんあります。また、「仙巌園」のある一帯は日本の近代化の礎ともなった地。2015年には世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成遺産として登録されました。

「切子かけらの細工」(体験料1000円、所要時間約30分)「切子かけらの細工」(体験料1000円、所要時間約30分)

また、鹿児島ならではの伝統文化を体験できる施設も人気です。色とりどりの薩摩切子のかけらで自分だけのアクセサリー作りができる「切子かけらの細工」や、戦国武将たちが宴会の余興で行っていたという記録もある、正座をした状態で8.2m先にある的に矢を射る「弓矢体験 四半的」(体験料500円、所要時間約5分)、400年の歴史をもつ薩摩焼にオリジナルの上絵付ができる体験「薩摩焼絵付け」など、「仙巌園」での文化体験は、短時間で気軽にできるものから、ここでしかできない本格派のものまで揃っています。旅の思い出作りにバラエティーに富んだ体験を楽しんでみては。
※2025年3月、JR仙巌園駅開業予定

■参考記事:【鹿児島県】名勝 仙巌園で切子ガラスや弓矢など鹿児島文化を体験!(配信日:2022.11.17)

Spot.4【いおワールド かごしま水族館】“世界最大の魚”ジンベエザメに会える!

「いおワールド かごしま水族館(いおわーるど かごしますいぞくかん)」の「いお」とは鹿児島弁で「魚」の意味。その名のとおり、錦江湾から南西諸島の生き物800種1万点を展示しています。
人気の見どころのひとつ「黒潮大水槽」では、カツオやマグロなど、黒潮の流れに乗って回遊する魚を展示しています。なかでも注目すべきは“世界最大の魚”ジンベエザメ! いおワールドにいるのは定置網に入ったジンベエザメ。成長すると18mにも達するといわれているジンベエザメを5.5mになるまで飼育、その後、海へかえしています。
そのほか、ジンベエザメと同じくらい人気のゴマフアザラシや、「いおワールド かごしま水族館」が日本で初めて常設展示という、飼育が難しいウミウシ類、錦江湾(鹿児島湾)をはじめ、鹿児島の近海に生息するものを中心に多種多様なクラゲなど、かわいくて癒やし効果も抜群の海の生き物がたくさん。デートはもちろん、女子同士でわいわいしながら楽しむのもおすすめですよ。

■参考記事:ジンベエザメに会いたい!想像以上の癒しの1日を過ごせる「いおワールド」へ(配信日:2019.06.14)

Spot.5【鹿児島県立吉野公園】色鮮やかなツツジと雄々しい桜島の対比が美しい!

鹿児島市中心部の北東の高台に位置する自然豊かな「鹿児島県立吉野公園(かごしまけんりつよしのこうえん)」。「日本の都市公園100選」にも選ばれるこの公園内には、ツツジや桜をはじめ、季節ごとにさまざまな花が咲き誇ります。錦江湾(きんこうわん)を挟み、園内からは桜島を望むこともできますよ。
※ツツジの見頃は、4月下旬~5月下旬。(開花状況は年によって異なります)
■鹿児島県立吉野公園(かごしまけんりつよしのこうえん)
住所:鹿児島県鹿児島市吉野町7955
TEL:099-243-0155
営業時間:4~6・9月は6~19時、7・8月は6時~19時30分、10月は6~18時、11~2月は7~17時、3は月7~18時
定休日:無休
料金:入園無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

Spot.6【八重の棚田】標高400mの棚田から勇壮な桜島を望む

明治から昭和初期に造られた240枚の石積みの棚田。この美しい景観を守りたいという想いから「棚田オーナー制度」という制度が設けられ、保全活動も行われています。
秋の刈入れ前は黄金色に実った稲穂が美しく煌めきます。遠景の桜島を背景に、ぜひ写真に収めてみて♪
■八重の棚田(やえのたなだ)
住所:鹿児島県鹿児島市郡山町
TEL:099-216-1371(世界遺産・ジオ・ツーリズム推進課)
営業時間・定休日:見学自由
料金:無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

鹿児島県のおすすめ観光スポット【霧島】

Spot.1【霧島神宮】神聖な雰囲気に癒される! 鹿児島有数のパワースポット

神が降り立つ神話で知られる「霧島神宮(きりしまじんぐう)」は、スピリチュアルな空気あふれる鹿児島有数のパワースポット。広々とした境内には御神木や亀石、風穴など不思議なスポットや見どころがたくさんあります。あちこち歩いているだけで、まるで体中にパワーがみなぎってくるかのよう。
しっかり参拝したあとは、人気の恋みくじにチャレンジしましょう。霧島神宮の恋みくじは、表情と着物の柄がそれぞれ違う人形が付いているのでいい記念になりますよ。

■参考記事:霧島観光のおすすめスポット!アートからパワースポットまで網羅!満喫ドライププラン(配信日:2020.06.18)

Spot.2【霧島温泉市場】温泉まんじゅうを食べながら足湯でひと休み

霧島の特産品をそろえる物産館や食事処、足湯などが集まった複合スポット「霧島温泉市場(きりしまおんせんいちば)」。鹿児島名物の飲むお酢や霧島茶などのおみやげを買うのはもちろん、温泉を利用して1時間かけて蒸し上げた温泉玉子や温泉まんじゅうも忘れずにテイクアウト。そのあとは足湯に浸かって、ドライブの疲れを解消しましょう。

■参考記事:霧島観光のおすすめスポット!アートからパワースポットまで網羅!満喫ドライププラン(配信日:2020.06.18)

Spot.3【鹿児島県霧島アートの森】草間彌生氏のパワフルな作品は必見!

シャングリラの華/製作者:草間彌生/制作年:2000年 ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可
シャングリラの華/製作者:草間彌生/制作年:2000年 ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可

「鹿児島県霧島アートの森(かごしまけんきりしまあーとのもり)」は、標高約700mの高原にあるアートスポット。屋内展示と野外展示があり、草間彌生氏の作品をはじめとした多彩な現代美術作品を鑑賞することができます。なかでも見どころは野外展示作品。青々とした芝生や茂る木々の中に展示され、自然と融合した作品は、どれもダイナミックでフォトジェニック。見ても触れてもOKなので、間近でアートを鑑賞しながら森の散策を楽しめます。

■参考記事:霧島観光のおすすめスポット!アートからパワースポットまで網羅!満喫ドライププラン(配信日:2020.06.18)

Spot.4【金山橋】万華鏡をのぞいたかのようなリング越しの三連の滝

明治12~13年(1879~80)ごろに架けられた石橋「金山橋(きんざんばし)」。美しいアーチ型の橋と近くを流れる「板井手の滝」の姿が、ある角度から見ると「まるで万華鏡をのぞいているかのよう」とSNSでも話題に。
無風になると、水面に橋が鮮明に写りきれいな円を描きます。写真は、条件が整ったときに撮れる奇跡の一枚です!
■金山橋(きんざんばし)
住所:鹿児島県姶良市加治木町小山田34-1
TEL:0995-67-6052(姶良市観光協会)
営業時間・定休日:見学自由
料金:無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

Spot.5【丸池湧水】水底から湧き出る名水をたたえる青い池

霧島山麓に湧く『日本名水百選』の一つに選ばれている「丸池湧水(まるいけゆうすい)」。一日約6万tの水量を誇り、町の生活用水にも使用されています。周辺には石畳の散策路や水汲み場もあり、池の周りを散策するのもおすすめ。春はソメイヨシノの名所、夏には池に集まるホタルの観賞スポットとして賑わいます。
■丸池湧水(まるいけゆうすい)
住所:鹿児島県湧水町木場589
TEL:0995-74-3111(湧水町商工観光PR課)
営業時間・定休日:見学自由
料金:無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

鹿児島県のおすすめ観光スポット【大隅半島】

Spot.1【佐多岬(佐多岬公園)】北緯31度線が横切る本土最南端の地

大隅半島の南端に位置している「佐多岬(佐多岬公園)(さたみさき さたみさきこうえん)」。アメリカのニューオーリンズやエジプトのカイロと同じ、北緯31度線が横切る本土最南端の地です。駐車場から突端にある展望台までは、ジャングル遊歩道を歩いて20分ほどで、展望台からは開聞岳や種子島などの島々が見えます。大泊からはバスの便がないので、事前の確認をお忘れなく。

Spot.2【雄川の滝】断崖を流れ落ちる美しい滝の絶景

「雄川の滝(おがわのたき)」は、南大隅町・雄川の上流に位置する落差46m、幅60mの滝。駐車場から滝つぼまでの約1200mの遊歩道を行くと、不思議な形状をした壁面から流れ落ちる伏流水や、エメラルドグリーンに輝く滝つぼが見られる絶景にたどり着きます。遊歩道は勾配があるので、歩きやすい服装で出かけてくださいね。

Spot.3【溝ノ口洞穴】地下水が今も湧き出る神秘のオーラいっぱい!

霧島山系の湧き水が長い年月をかけて浸食し造り上げたといわれている「溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)」。横14.6m、高さ最大6.4mほどの大きさがあり、近年はパワースポットとして人気を集めています。2021年には国の天然記念物に指定され、ますます注目のスポットに。
真っ暗で大きな洞穴から光の差す鳥居を見ると、異世界に迷い込んだような神秘的な雰囲気に包まれます。
■溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)
住所:鹿児島県曽於市財部町下財部
TEL:0986-76-8873(曽於市教育委員会生涯学習課)
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
料金:無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

Spot.4【神徳稲荷神社】透ける鳥居で願いもするっと叶う?!

鹿児島県の東側、大隅半島の鹿屋市にある「神徳稲荷神社(じんとくいなりじんじゃ)」は2018年に再建された新しい神社。いままでにないガラスの鳥居がSNSを賑わせている、とてもフォトジェニックなスポットです。
ガラスの鳥居をくぐった先にあるのは、緑に囲まれた参道と、千本鳥居。連なる鳥居を先に歩きたくなりますが、順序としては、緑の参道→参拝→千本鳥居が正しいのだそうです。

参拝所の横には社務所があり、各種お守りなどのほか、御朱印帳や絵馬などをお授けしていただけます。なかでも注目はおみくじ。大吉以外の場合、「神徳稲荷神社」のおみくじはなんと、境内にある池で水に流すのです。水に溶ける仕様になっているので、心配いりません。するすると溶けていくおみくじ。紙が溶け文字だけが浮かびあがるのが神秘的です。
縁結びのほかにも商売繁盛、家内安全、心身健全、交通安全などの神様が祀られている「神徳稲荷神社」。美しく造り込まれた景観を楽しむとともに、心を込めてお参りに出かけてリフレッシュをしてみては?

■参考記事:透ける鳥居で願いもするっと叶う?!いい出会いを願う縁結びにご利益あり(配信日:2019.07.02)

鹿児島県のおすすめ観光スポット【指宿・知覧・枕崎】

Shop.1【池田湖】青々と深い湖と山と花々の競演を愛でたい!

「池田湖(いけだこ)」は、周囲15km、最大水深233mの九州最大のカルデラ湖。湖畔には菜の花やひまわり、ハナビシソウなど四季折々の花々が咲き誇ります。12月下旬からは約13.5万本もの「日本一早い菜の花畑」が観賞できる花の名所としても知られます。季節の花々と青い湖、湖越しにそびえる開聞岳のコラボレーションは、このスポットならではの贅沢な景観です。
※菜の花の本数は、年により変更する可能性があります

■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

Shop.2【知林ヶ島】砂の道を歩いて渡る神秘の島

干潮時に砂州で陸地と繋がる「知林ヶ島」/指宿市干潮時に砂州で陸地と繋がる「知林ヶ島」/指宿市

3~10月の大潮、または中潮の干潮時に長さ約800mの砂の道(ちりりんロード)が出現し、陸と繋がる島であることから、別名「縁結びの島」ともよばれている「知林ヶ島(ちりんがしま)」。「知林ヶ島」へは片道20~30分の砂の道を歩いて渡ることができます。砂州(砂の道)出現予測時刻は、「いぶすき観光ネット」で確認できますよ。

Shop.3【長崎鼻】恋愛のパワースポットとしても人気の「恋する灯台」

「長崎鼻」と「薩摩長崎鼻灯台」「長崎鼻」と「薩摩長崎鼻灯台」

薩摩半島最南端に突き出た岬に、航海を見守る白い灯台「薩摩長崎鼻灯台」が立つ「長崎鼻(ながさきばな)」。天気がいい日には、南の洋上に屋久島、竹島、硫黄島を一望できます。また、「薩摩長崎鼻灯台」はロマンスの聖地として、県内で初めて「恋する灯台」に認定。近くには、ハート型のオブジェが設置されていて、恋愛のパワースポットとしても人気ですよ。

Shop.4【開聞岳】雄大な薩摩富士と菜の花のコントラストが見事!

菜の花と「開聞岳」菜の花と「開聞岳」

薩摩半島の最南端に位置する標高924mの「開聞岳(かいもんだけ)」は、日本百名山の一つ。その美しい姿形から薩摩富士ともよばれ、まさに指宿のシンボルというにふさわしい山です。
ひと足早く春が訪れる「開聞岳」では、12月下旬~2月上旬には菜の花が裾野一面を黄色に染める絶景が楽しめます。また、山頂からは霧島連山、屋久島、鹿児島の観光名所を一度に眺める、360度の大パノラマが! ゆるやかならせん状の登山道が敷かれているので、老若男女を問わず登山に親しみやすい山としても人気ですよ。せひ挑戦してみて!

Shop.5【指宿温泉・指宿砂むし温泉】汗をたっぷり出してリフレッシュ!

薩摩半島の最南端、錦江湾の入口に位置する指宿。その昔は地名が湯豊宿と表記されていて、古くから豊富な湯量を誇る温泉地であることを物語っています。
趣向を凝らした温泉施設や海を眺める露天風呂をもつ宿など、温泉をさまざまに満喫できますが、特徴的なのは何といっても天然砂むし温泉。海岸に自然湧出する温泉で温められた砂の中に横たわって汗を流すもので、美容はもちろん医学的にも効果が実証されているんです。日帰り入浴施設の「砂むし会館 砂楽」で体験できるほか、錦江湾沿いを中心に点在する温泉宿でも砂むし入浴が可能なところがありますよ。

Shop.6【知覧特攻平和会館】戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える

「知覧特攻平和会館(ちらんとっこうへいわかいかん)」は、南九州や沖縄・台湾に設けられた特攻基地から、沖縄決戦に飛び立った隊員1036名の遺品や遺影、遺書を中心に展示・公開。陸軍の疾風や海底から引き揚げられた海軍の零戦など実機も展示されています。
中央展示室では、特攻隊員1036名の遺影や家族に宛てた手紙、辞世の句などを出撃・戦死した順に展示。知覧基地の当時の配置がわかる模型や、特攻隊員と交流をもった人たちの証言映像なども見ることができます。また疾風展示室では、戦時中に約3500機生産されたものの、世界でこの一機のみしか残っていない特攻機を展示しています。

■参考記事:これからは桜トンネルも!鹿児島・知覧平和公園で平和の尊さを感じる(配信日:2020.02.28)

鹿児島県のおすすめ観光スポット【出水・川内・串木野】

Spot.1【曽木の滝公園】「東洋のナイアガラ」ともよばれる豪快な水量に釘付け!

「曽木の滝(そぎのたき)」は、滝幅210m、高さ12mにも及ぶ雄大な滝。「東洋のナイアガラ」ともよばれ、夏の水量は豪快そのものです。付近一帯は公園になっていて、春は桜やツツジが彩りを添えるほか、秋には巨岩と紅葉の織り成す素晴らしい景観が楽しめます。

Spot.2【曽木発電所遺構】渇水期にのみ姿を現し明治の繁栄を物語る

明治期に牛尾大口金山の電源供給のために造られた水力発電所跡。昭和40年(1965)にダム湖に沈み、現在は、5~9月の渇水期のみ姿を現します。
対岸にある「曽木発電所遺構展望公園」から見られるほか、年に数回、現地ツアーも実施されています。
■曽木発電所遺構(そぎはつでんしょいこう)
住所:鹿児島県伊佐市大口曽木
TEL:0995-23-1311(伊佐市大口庁舎)
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
料金:無料
■参考記事:【鹿児島県】南国風景と神秘の世界に感動!心潤す鹿児島の絶景9選(配信日:2023.03.22)

鹿児島県のおすすめ観光スポット【屋久島・種子島・奄美大島】

Spot.1【縄文杉】圧倒的な存在感を放つ森の王者

圧倒的な存在感を放つ「縄文杉」圧倒的な存在感を放つ「縄文杉」

かつては神木として崇められていた屋久杉。現存している屋久杉の中で最大最古のものが、胸高周囲16.4m、推定樹齢2170年~7200年の「縄文杉(じょうもんすぎ)」といわれています。この「縄文杉」を見るには、往復約10時間かかる長丁場のトレッキングになりますが、自然を楽しみながら自分のペースで進んでいきましょう。道中では屋久島固有の植物や屋久猿・屋久鹿に会えるかも。島のほぼ中央に君臨する森の王者との対面は、なにものにも代え難い貴重な体験です。

空がハート形に見える「ウィルソン株」空がハート形に見える「ウィルソン株」

トレッキングのみどころの一つが、「ウィルソン株」。16世紀に、京都方広寺建立のために伐採されたといわれる巨大な切株です。中は10畳ほどの広さの空洞になっていて、そこから空を見あげるとハート形に見えるため、撮影スポットとして大人気です。

■参考記事:屋久島を120%楽しむ、2泊3日屋久島王道モデルコース!大自然に地元グルメ、買い物も楽しもう(配信日:2022.10.09)

Spot.2【千尋の滝】66mの落差を流れ落ちる大瀑布!

一枚岩を流れ落ちる壮大な「千尋の滝」一枚岩を流れ落ちる壮大な「千尋の滝」

鯛之川の上流、照葉樹の森から二段になっている約66mの落差を流れ落ちる大瀑布。「1000人が手を繋いだ」ほど大きいと比喩される一枚岩が名前の由来です。V字に削られた岩をゴーゴーと音をたてて落ちる様は圧巻!
モッチョム岳の麓には滝見の展望台があり、遠くに太平洋も望めます。展望台駐車場の近くには、モッチョム岳への登山口がありますよ。

■参考記事:屋久島を120%楽しむ、2泊3日屋久島王道モデルコース!大自然に地元グルメ、買い物も楽しもう(配信日:2022.10.09)

Spot.3【白谷雲水峡】息をのむほど美しい! 幻想的な風景に出合える森

三叉路周辺の沢三叉路周辺の沢

「白谷雲水挟コース」は、美しい苔と水が織りなす、まるで映画のような風景が見られる人気のトレッキングコースです。往復約5時間と、縄文杉コースに比べると比較的楽に歩けます。杉が倒れていたり、大きな岩が転がっていたり、辺り一面を苔がびっしりと覆いつくすさまは、息をのむほどの美しさ! 幻想的な風景に出合えるこの森は、白谷雲水峡のなかでも人気です。

太鼓岩からの絶景太鼓岩からの絶景

最後は屋久島きっての絶景スポットへ。太鼓岩は大きな一枚岩で、岩をたたくと「ポン」と音がすることが名前の由来なんだとか。霧がかかることが多いですが、晴れた日には安房川や小杉谷渓谷、屋久島の山々を見渡すことができます。

■参考記事:屋久島を120%楽しむ、2泊3日屋久島王道モデルコース!大自然に地元グルメ、買い物も楽しもう(配信日:2022.10.09)

Spot.4【あやまる岬(あやまる岬観光公園)】高台から望む奄美ブルーのパノラマ

高台から望む遠浅の海の絶景高台から望む遠浅の海の絶景

空港に近く、到着、出発に合わせて立ち寄りやすい絶景スポットが「あやまる岬」です。敷地内は「あやまる岬観光公園(あやまるみさきかんこうこうえん)」として、多彩な見どころを備えた、1日楽しめるアクティビティスポットになっています。
駐車場から少し歩くと展望台に到着。高台から広がるのは太平洋の大パノラマ。奄美十景の一つでもあり、遠浅の美しいグラデーションをたたえる浜辺や笠利崎、土盛海岸が一望できます。

星空クリームソーダ650円「星空クリームソーダ」650円

絶景を楽しんだ後は近くのカフェでひと息。観光案内所としても運営される「MISHORAN CAFE」は一面ガラス張りの展望カフェになっていて、ドリンクや軽食、奄美群島のお土産が揃っています。なかでも、ドリンクの目玉が「星空クリームソーダ」。星空の美しいあやまる岬をイメージして作られたという商品です。ハワイアンブルーのソーダに、アイスクリームと星型をトッピング。SNS映えしそうな人気商品です。

■参考記事:奄美空港にも近い「あやまる岬」から望む絶景の海岸パノラマ!(配信日:2021.12.31)

Spot.5【鹿児島県奄美パーク】奄美の自然・歴史について学ぼう

「田中一村記念美術館」3棟ある展示室は奄美の高倉をイメージ「田中一村記念美術館」3棟ある展示室は奄美の高倉をイメージ

「鹿児島県奄美パーク(かごしまけんあまみぱーく)は、奄美の美しい自然や多様な文化、歴史をビジュアル的に紹介するとともに、人々の交流の場となる「奄美の郷(あまみのさと)」と、日本画家・田中一村の作品を紹介する「田中一村記念美術館(たなかいっそんきねんびじゅつかん)」の2つの施設を中核とする奄美群島の観光拠点施設です。奄美空港からすぐというアクセスのよさなので、到着して最初に立ち寄るのもおすすめ。

「奄美の郷」内の奄美の海をイメージした「海の道」「奄美の郷」内の奄美の海をイメージした「海の道」

「奄美の郷」の総合展示ホールに入って1番最初にあるエリアが「海の道」です。奄美の美しい海をイメージしたフロアには、ブダイやカツオといった奄美近海で獲れる魚の模型や、奄美の舟大工が作ったアイノコとよばれる伝統的な木造船などが展示され、奄美の人々と海との関わりを紹介しています。
また、「田中一村記念美術館」では、奄美の自然をモチーフに新たな日本画の世界を創造した画家・田中一村の作品のみを常設展示しています。収蔵する作品や関連資料の中から常時約80点を楽しむことができます(年4回展示替えあり)。高倉(奄美の穀物倉庫)をイメージした建物が立ち並ぶ特徴的な展示室は、南国情緒の中に落ち着きを感じられる空間。建物周辺の「一村の杜」には、アダンやガジュマル、クロトンといった一村が描いた亜熱帯特有の生命力あふれる植物が息づいています。一村の作品世界を感じながらのんびり散策してみてはいかかでしょうか。

■参考記事:【鹿児島県・奄美】雨の日にもおすすめ!「鹿児島県奄美パーク」で奄美の自然・歴史について学ぼう!(配信日:2023.03.14)

Spot.6【奄美大島世界遺産センター】いろんな表情の奄美の森を体感!

2021年に世界自然遺産に登録された奄美大島には、広大なマングローブ林や亜熱帯の植物が生い茂り、多くの固有種が生息しています。そんなマングローブ林の隣にある「奄美大島世界遺産センター(あまみおおしませかいいさんせんたー)」は、奄美大島の自然や、自然を守るための取り組みを紹介している施設です。

奄美の森が再現されたジオラマ奄美の森が再現されたジオラマ

展示室内には植物の特徴を細かく捉えたジオラマがあり、そのなかに、アマミノクロウサギやハブ、リュウキュウイノシシ、ルリカケスなどの動物のはく製を展示しています。ジオラマの中のスクリーンに映し出される映像も相まって、まるで奄美の森の中にいるような感覚に!
また、あちこちに観察用の装置が設置してあり、動物の生態を動画で学習することもできます。森の深さによって6つのエリアに分けられた館内には、「雲霧林(うんむりん)」とよばれる海抜500m以上の森のジオラマもあって、なかなか立ち入ることのできない奄美の深い森を知ることができます。
展示室の外にはおしゃれな商品が揃うショップ「frat.」も。奄美の伝統工芸である泥染めを取り入れた自社ブランド「devadurga」(デバドルガ)の商品や人気アウトドアブランドとコラボした限定商品などを販売しています。ショップだけの利用もOKなのでぜひ訪ねてみてくださいね。

■参考記事:【鹿児島県・奄美大島】2022年7月オープン!奄美大島世界遺産センターで自然を体感し学ぼう!(配信日:2023.03.09)

Spot.7【黒潮の森マングローブパーク】マングローブの神秘にカヌーで大接近!

満潮時はマングローブのトンネルが出現満潮時はマングローブのトンネルが出現

道の駅「奄美大島住用」に隣接する「黒潮の森マングローブパーク(くろしおのもりまんぐろーぶぱーく)」。周縁に広がるマングローブの森は、日本国内でも有数の広さを誇るマングローブ林。ここでは、未経験者歓迎のカヌー体験でその神秘を堪能できます。満潮・干潮でそれぞれで違った表情を見せる水辺。マングローブのトンネルくぐりや、干潮時に水上に現れる体育座りをしているような形が特徴のオヒルギの膝根(しっこん)など、見どころ満載です!

■参考記事:祝・世界自然遺産認定!奄美のダイナミックな自然を体感する、おすすめ絶景スポット9選(配信日:2021.11.20)

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