プーチン大統領の〝代弁者〟が「クリスマスまでに核戦争」と警告「急速に進展する可能性がある」

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 プーチン大統領の〝代弁者〟が「クリスマスまでに核戦争が起こる」と警告した。英紙エクスプレスが18日、報じた。

 バイデン大統領は17日、ウクライナに対し、米国が供与した地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」(射程300キロ)によるロシア領内への攻撃を承認した。英国は空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」(射程250キロ)、フランスは同型の「スカルプ」をウクライナに供与しており、それぞれロシア領内に発射する許可を検討している。

〝プーチンの代弁者〟でロシア政治研究所所長のセルゲイ・マルコフ元大統領顧問は、BBCラジオ4の「ワールド・アット・ワン」のインタビューで、「ホワイトハウスの決定に対して、核戦争が近づいているのではないかと恐れ、よく眠れなかった。米国、英国、フランスのこの決定は核戦争への一歩ではなく、核戦争、核の大惨事への大きな飛躍である。これは非常に危険な決断だ」と話した。

 そして、マルコフ氏は「長距離ミサイルの標的特定は、ウクライナ軍が行うことはできない。なぜなら、そのためには衛星情報が必要だが、同国はそれを持っていないからだ、代わりに米国、英国、フランスの軍隊がロシアの都市を標的にするだろう」と主張した。

「したがって、われわれはこれを核保有国であるロシアに対する英国、米国、フランスの直接戦争の始まりとみなしている。米国のロケットミサイルがわが国の領土に撃ち込まれたとなれば、これは明らかに戦争の激化だ」

 プーチン氏が反撃として核ミサイルを使用するかとの質問に対し、マルコフ氏は「今はない」と答え、東欧の基地が小型の戦術核ミサイルで攻撃される可能性が高いと述べた。

 しかし、マルコフ氏は「バイデン大統領、キア・スターマー首相、マクロン大統領は、私の理解では、最悪のシナリオでは今年のクリスマス前に核戦争が起こる可能性があるというエスカレーションを望んでいると思う。おそらく『メリークリスマス』は言えないだろう。核災害から家族を隠そうと穴の中にとどまることになるからだ。事態は急速に進展する可能性がある」と指摘している。

東スポWEB

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