ハイブリッド技術の進化により低燃費を実現する5ナンバーコンパクトカー。いま最も燃費が優れたモデルはどれなのでしょうか。
低燃費な「コンパクトカー」TOP3
近年のハイブリッド技術の進化により、驚くほどの低燃費性能を誇るコンパクトカー(5ナンバーサイズ)が登場しています。
そんな中で、燃費性能が特に優れているモデルはどのクルマなのでしょうか。
コンパクトカーで燃費がイイモデルとは?(画像はヤリスのメーター表示)
「5ナンバー」とは、ナンバープレートの分類番号で「5」から始まる普通乗用車を指し、車体サイズは全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下、排気量2000cc以下という基準が設けられています。
軽自動車よりも余裕がありながら、都市部の狭い道でも取り回しやすく、日常使いに最適なサイズ感が魅力です。
今回はその中から、WLTCモード燃費を基準に、特に燃費性能に優れたモデルをランキング形式で紹介します。
あくまで「モード燃費」はひとつの目安で、実走行時の燃費(実燃費)とは必ずしも一致しません。
第3位:ホンダ フィット e:HEV BASICグレード(ハイブリッド車)
●燃費性能(WLTCモード、以下同):30.2km/L
●価格(消費税込み、以下同):213万8400円
ホンダ「フィット」は、2001年に初代モデルが登場し、現行モデルは2020年に発売された4代目となります。最新の一部改良は2023年に実施されました。
ボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mm、ホイールベース2530mmで、広い室内空間と高い実用性が魅力です。
エクステリアは、親しみやすいデザインで、丸みを帯びたフォルムが特徴です。
インテリアは、快適性を重視した設計で、視界の良さと使い勝手の良いレイアウトが採用されています。
パワートレインは、1.5リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載し、3モード自動切換えによる、スムーズな加速と高い燃費性能を実現しています。
安全装備として、ホンダセンシングが標準装備されています。
第2位:トヨタ アクア Xグレード(ハイブリッド車)
●燃費性能:34.6km/L
●価格:214万6000円
トヨタ「アクア」は、2011年に初代モデルが登場し、現行モデルは2021年にフルモデルチェンジされた2代目となります。最新の一部改良は2024年4月に実施され、安全装備の強化が図られました。
ボディサイズは、全長4050mm×全幅1695mm×全高1485mm、ホイールベース2600mmで、コンパクトながら室内空間の広さが特徴です。
エクステリアは、滑らかな曲線を基調としたシンプルなデザインで、親しみやすい雰囲気が特徴的です。フロントグリルやグリルモールはブラックで統一され、スッキリとした印象です。
インテリアは、開放的な空間が広がり、スッキリとした視界でドライバーも運転しやすい環境です。また、使い勝手の良い収納スペースも備えています。
パワートレインは、1.5リッターハイブリッドシステムを採用し、静粛性と燃費性能を両立しています。
安全装備として、トヨタセーフティセンスが標準装備されています。
第1位:トヨタのヤリス Xグレード(ハイブリッド車)
●燃費性能:36.0km/L
●価格:220万円
トヨタ「ヤリス」は、2020年に登場したコンパクトカーで、現行モデルは初代となります。最新の一部改良は2024年1月に実施されました。
ボディサイズは、全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mm、ホイールベース2550mmのボディサイズで、取り回しの良さが魅力です。
エクステリアは、シャープなフロントマスクと流れるようなサイドラインが特徴的で、スポーティな印象を与えます。
インテリアは、シンプルながら質感の高い仕上がりで、直感的に情報を把握できるアナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイや8インチディスプレイオーディオを標準装備しています。
パワートレインは、1.5リッターハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費性能を実現しています。
安全装備も充実しており、トヨタセーフティセンスが標準装備されています。
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このように、5ナンバーサイズのハイブリッドカーは、日常使いに適したコンパクトさと高い燃費性能を兼ね備えています。
ガソリン車と比べて価格は少し高めに感じるかもしれませんが、燃料費や維持費を抑えられるため、長い目で見れば経済的な選択となるでしょう。
クルマ選びの際は、燃費性能にも注目してみてはいかがでしょうか。
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