今年の漢字は「金」 2位は能登半島地震の「災」、3位は大谷翔平選手の「翔」

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今年の漢字に選ばれた「金」を揮毫する森貫主(12日午後2時6分、京都市東山区・清水寺)=撮影・佐伯友章

 一年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれた。京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。パリ五輪・パラリンピックで相次いだ日本勢の「金」メダル獲得、自民党の裏「金」問題、大谷翔平選手の値千「金」の活躍、佐渡金山の世界遺産登録、止まらない物価高騰などを反映した。

 その年の出来事や社会動向を「漢字一字」で伝える師走の恒例行事は、1995年に始まり30回目。「金」は1万2148票を集め、選定は5度目。東京五輪・パラリンピックのあった2021年以来。11月1日から12月9日まで募集し、全国から22万1971票の応募があった。

 2位以下は次の通り

2位「災」 9772票
能登半島地震や航空機衝突事故で1年が始まった。能登半島では豪雨災害も

3位「翔」 7487票
大谷翔平選手の50-50達成や3度目MVP獲得

4位「震」 7427票
能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報の発表。日米政局での激震、大谷翔平選手や五輪・パラリンピック選手の活躍で心が震えた。

5位「新」 6545票
新紙幣20年ぶり発行、大谷翔平選手の新記録、五輪新競技ブレイキンのメダル獲得、新首相の誕生など

6位「選」 6071票
衆院選や東京都知事選、兵庫県知事選、米大統領選など選挙に注目が集まった。「SHOGUN将軍」のエミー賞選出や選択的夫婦別姓の議論も

7位「変」 6027票
新首相誕生や与党過半数割れなど政治の変化、紙幣や郵便料金の変更、猛暑など気候変動

8位「暑」 5674票
過去最多の猛暑日連続日数、地球温暖化や四季がなくなることを憂う声も

9位「楽」 4562票
大谷翔平選手や五輪・パラリンピックでの活躍が国民を楽しませた。来年が楽しい1年となることに願い込めた人も。

10位「米」4335票
全国で米不足発生、米価格が高騰。米国の大統領選挙でトランプ氏再選や、米大リーグでの大谷翔平選手の活躍も。

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