「全然使っていないクレジットカードなのに、年会費が引き落とされていた…」こんな経験はありませんか?クレジットカードは、利用していなくても契約を続けている限り年会費が発生するケースがあります。
本記事では、なぜ使っていないカードでも費用がかかるのか、その仕組みや回避方法、注意点についてわかりやすく解説します。
使っていないクレジットカードでも年会費はかかる?
クレジットカードは「契約型」のサービスです。そのため、実際にカードを使っているかどうかに関係なく、契約が続いていれば年会費が発生する場合があります。ただし、「永年無料」や「条件付きで無料」のカードもあるため、すべてのカードで年会費が発生するわけではありません。
例えば、毎年○月に年会費を請求するカードなら、その月を過ぎれば自動的に費用が引き落とされます。カードを財布に入れっぱなしで1年使っていなかったとしても、カード会社にとっては「契約中」のため、当然ながら費用が発生するのです。
このようなことを防ぐには、カードの利用状況だけでなく、契約状況や年会費の請求タイミングをしっかり確認することが大切です。
年会費が発生する仕組みと、よくある無料条件
年会費は、カードに付帯するさまざまなサービスの維持費と考えられています。旅行保険やポイント還元、空港ラウンジの利用など、使っていないと気づきにくいサービスにもコストがかかっているのです。
一方、最近は「初年度無料」や「年間○万円以上の利用で次年度無料」など、年会費の無料条件が設けられているカードも増えています。
●年間1回以上の利用で年会費無料
●年間一定金額(例:10万円)以上の利用で翌年無料
といった条件がある場合、うっかり使い忘れてしまうと、条件を満たせずに年会費が請求されてしまいます。こうした条件を把握せずに放置していると、「いつの間にかお金を払っていた」ということになりかねません。
無駄な年会費を防ぐにはどうすればいい?
年会費の無駄を防ぐには、以下のような対策が有効です。
まず、不要なカードは早めに解約するのが基本です。とくに1年以上使っていないカードは、今後も使う見込みがなければ処分を検討しましょう。解約はネットや電話で簡単に手続きできます。
また、「年に1回使えば無料になる」などの条件付きカードであれば、定期的に少額の支払いに使うクセをつけておくのも一つの方法です。毎月のサブスク料金やコンビニでの買い物など、手軽に使えるシーンで定期的に決済すれば、年会費の無料条件を満たせます。
加えて、年会費の請求タイミングを確認し、更新月より前に解約すれば次年度の年会費は回避できます。カードの会員ページや明細書を定期的にチェックする習慣をつけましょう。
まとめ
使っていないクレジットカードでも、契約が継続していれば年会費は引き落とされます。放置していると、不正利用のリスクや、無駄な費用の発生につながる可能性もあります。
年会費の無料条件や請求時期をしっかり確認し、「使わないカードは解約」「条件付き無料なら忘れず使う」などの工夫で、無駄な支出を減らしましょう。クレジットカードは便利な反面、管理を怠ると思わぬコストが発生することもあるため、定期的な見直しをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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