冬のボーナスで「洗濯機」の購入を検討中。「ドラム式」と「縦型」のどちらがいい? 電気代・水道代も比較

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冬のボーナスがすでに支給された、またはこれから支給されるので、家電を買い替えようと考えている人もいるのではないでしょうか。洗濯機を購入しようと思っているけれど、縦型とドラム式のどちらを購入しようか迷っている人もいるかもしれません。
今回は、縦型とドラム式洗濯機のメリット・デメリットを解説するとともに、電気代や水道代の比較も行っていきます。

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のメリット・デメリットとは?

ドラム式と縦型の洗濯機の、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ドラム式洗濯機のメリット・デメリットとは?

ドラム式洗濯機のメリット・デメリットとしては、図表1のようなものが挙げられます。
図表1

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筆者作成
ドラム式は、洗濯槽が斜めになっていて横から洗濯物を入れるのが特徴の洗濯機です。節水効果が大きいことや衣類に優しいというメリットがある一方、縦型洗濯機と比べて値段が高いことや衣類の色移りがしやすいというデメリットもあることを抑えておきましょう。

縦型洗濯機のメリット・デメリットとは?

続いて縦型洗濯機のメリット・デメリットとしては、図表2のようなものがあります。
図表2

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筆者作成
縦型洗濯機は長年親しまれている洗濯槽の定番の形で、スリムな形の洗濯機です。洗浄力が高いことや安く購入できるというメリットがある一方で、洗浄力を重視するがゆえに衣類が傷みやすい、ドラム式よりも節水効果を見込めないというデメリットがあります。

縦型とドラム式の水道代の差は?

次に、ドラム式と・縦型で水道代の差を計算しましょう。
今回は大手家電メーカーPanasonicの製品で、ドラム式洗濯機「NA-LX129CL 」(洗濯・脱水容量12キログラム)と縦型洗濯機「NA-FA12V3」の12キログラムモデル(洗濯・脱水容量12キログラム)を例に取り試算します。
定格洗濯時の標準使用水量では、ドラム式が約83リットル、縦型が約150リットルと、ドラム式のほうが縦型に対して大幅に水の使用消費量が抑えられています。水道代1リットルあたりの単価を0.24円として計算すると、ドラム式の水道代は「83(リットル)×0.24(円)=約20円」、縦型が「150(リットル)×0.24(円)=約36円」となり、ドラム式のほうが約16円安い計算になります。

縦型とドラム式の電気代の差は?

続いて電気代の差を比較しましょう。電気料金は全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価から1キロワットアワーあたり31円(税込)、つまり1ワットアワーあたり0.031円と仮定して計算します。
ドラム式洗濯機の消費電力量は定格洗濯時が68ワットアワーで、計算式「消費電力量(ワットアワー)×0.031(円)」にあてはめると、「1回あたりの電気代は68(ワットアワー)×0.031(円)=約2.1円」となります。
縦型洗濯機の消費電力を計算式に当てはめると「「98(ワットアワー)×0.031(円)=約3.0円」となります。ドラム式と比較すると縦型のほうが0.9円ほど電気代は高いことが分かります。

毎日1回洗濯したときの電気代、水道代の1ヶ月・1年の差はどれくらい?

水道代、電気代ともにドラム式のほうが安く済むことが分かりましたが、毎日洗濯した場合、1ヶ月・1年でどのくらいの差になるのでしょうか。
1日あたりの水道代の差は約16円のため、1ヶ月の差は「16(円)×30(日)=約480円」となります。1日あたりの電気代の差は約0.9円となっており、1ヶ月にすると「0.9(円)×30(日)=約27(円)となります。
電気代と水道代を合わせると1ヶ月あたりの差は約500円、1年で約6000円の差がつくという結果になりました。ドラム式と縦型の光熱費の差が大きいと感じる人もいるかもしれません。

縦型とドラム式では水道代が約16円、電気代は約0.9円違う!

今回は縦型とドラム式洗濯機の水道代と電気代の価格差について解説しました。両者の差が1ヶ月あたりだと約500円、1年にすると約6000円あります。購入にあたっては、縦型とドラム式のメリット・デメリットをそれぞれ考慮しつつ選んでください。

出典

パナソニック株式会社 全自動洗濯機 NA-FA12V3仕様
パナソニック株式会社 ななめドラム洗濯乾燥機  NA-LX129CL仕様
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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