台風7号、8号、9号 トリプル台風の進路は…沖縄地方へあす接近 9号も暴風域伴う見込み【台風情報】

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◆台風7号は沖縄に最接近へ
台風7号は、あす25日未明にかけて沖縄地方に最も接近する見込みです。
24日はうねりを伴う高波に警戒が必要で、25日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意や警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあるということです。
気象庁によりますと、台風7号は24日午後3時には、宮古島の東約230キロにあり、1時間に約15キロの速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。
中心より東側や北側の離れた所に発達した雨雲があり、非常に強い風が吹いています。
沖縄地方と奄美地方で24日に予想される波の高さは、いずれもうねりを伴い、沖縄地方、奄美地方とも6メートルの高さです。
24日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は20メートル(30メートル)、さらに25日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、奄美地方120ミリ、沖縄地方100ミリです。
◆台風8号はゆっくり東南東へ進む
いっぽう台風8号は、24日午後3時には南シナ海の北緯16度25分、東経118度35分にあって、ゆっくりした速さで東南東へ進んでいます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルです。
台風は12時間後の25日午前3時には南シナ海の半径75キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルが予想されます。
予報円の中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
そして48時間後の26日午後3時には那覇市の南西約60キロ付近に近づく予想で、中心の気圧は996ヘクトパスカルと予想されます。
その後、27日午後3時ごろには、沖縄本島近海で熱帯低気圧に変わるとみられていますが、引き続き進路には注意が必要です
◆台風9号も暴風域を伴うおそれ
そして24日にマリアナ諸島付近で発生した台風9号ですが、今後北上して勢力を強め、27日には暴風域を伴うおそれがあります。
24日午後3時現在、台風9号は北北西へゆっくりと進んでいます。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
台風9号は、その後も北へ進み、27日午後3時には、小笠原近海で中心気圧985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルと、さらに勢力を強める見込みで暴風域を伴う予報となっています。また予報円の半径は260キロメートルです。
トリプル台風のうち2つが沖縄地方に近づくほか、9号も今後の進路によっては日本への影響も考えられるため、今後の情報に厳重な警戒と注意が必要です。

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