国の査定で60億円…通行止め続く北薩横断道路・北薩トンネルの復旧費用 鹿児島県の負担分は4%ほどの見込み

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水抜き導坑の掘削作業=3日、出水市高尾野(鹿児島県提供)

 鹿児島県は17日、土砂や地下水の流入で通行止めが続く北薩横断道路・北薩トンネル(出水市、さつま町)の復旧費用が、国の災害査定で総額約60億円と見積もられていると明らかにした。土砂流入で生じた空洞を埋める作業について、2026年3月までに実施する意向も示した。県議会総合政策建設委員会での答弁。
 県道路維持課によると、トンネル復旧は国の公共土木施設災害復旧事業の適用が決まっている。査定は昨年12月、同事業の適用可否を決めるために実施された。
 県は25年度当初予算案までに約50億円を計上している。土砂流入で生じた空洞の規模など被害状況が不確定なため、実際の工事総額は上下する可能性があるとしている。
 復旧事業は国が原則、費用の3分の2を負担する。残り3分の1も大部分が交付税措置されるため、県の負担分は4%ほどとなる見込み。
 北薩トンネルは24年7月に地下水などが流入。現在は水抜きのため、トンネル横に並行して作業用トンネルを掘削している。

  • 〈資料写真〉土砂で埋まった北薩トンネルの一部=出水市高尾野(鹿児島県提供)
  • 北薩横断道路・北薩トンネルの位置
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