酪農家から預かった子牛を育成し、営農を支援する県内唯一の乳用牛預託施設「県酪農公社」(都城市、理事長・平島善範JAみやざき副組合長)が、9月末で解散することが29日、分かった。預託料収益の減少や飼料価格高騰などに伴い経営が悪化し、再建困難な見通しとなった。「一定の役割を果たした」との判断も踏まえ、50年以上の歴史に区切りをつける形だ。累積赤字は約3億5千万円(昨年3月末時点)で、関係者によると、清算に向けて県が数億円規模の公的支援を検討している。
宮崎県酪農公社 9月末解散 預託減り累積赤字3.5億円 乳用牛育成

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