屋久島にポンカンの原木が台湾から持ち込まれ栽培が始まってから、今年で100年です。14日、島では先人の功績に感謝する記念式典などが開かれました。
ポンカンはほどよい酸味と甘みが特徴で、1924年に当時の下屋久村の村長だった黒葛原兼成さんが、屋久島の特産品にしようと台湾から原木を持ち込みました。200本の原木は、100年が経った今でも7本が残り、毎年実をつけています。
14日は、100年の節目にあわせて神事や記念式典などが開かれ、島の生産者らおよそ150人が出席しました。そして、ポンカンを島に取り入れた黒葛原兼成さんのひ孫・洋子さんに感謝状が贈られました。
(黒葛原洋子さん)「みんな雲の上で号泣しているのでは。風味・香りがあって味があるので、ぜひ召し上がってください」
屋久島のポンカンの年間生産量はおよそ320トンで、12月に出荷シーズンを迎えます。
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