新燃岳で噴火継続 7年ぶり噴煙5000メートル 霧島市で多量の降灰予想 鹿児島

新燃岳では先月27日から続いている噴火が今も続いていて、きょう3日は噴煙が火口から5000メートルまであがりました。

新燃岳の火口からおよそ6キロの高千穂小学校では3日朝、灰を避けるため傘をさしたり、マスクを着けたりして登校する児童の姿が見られました。

(児童)「雪みたい」「怖くなった」「外で遊べる状態じゃないので、教室で楽しく遊びたい」

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霧島連山の新燃岳は先月27日の噴火が7日目のきょう7月3日も継続中で、午後1時49分には噴煙が5000メートルあがりました。噴煙が5000メートルまであがるのは、2018年4月5日以来、7年ぶりです。

降灰を受け、霧島市は市民に集灰袋の配布を始めたほか、散水車で道路にたまった灰を洗い流す作業を始めました。

きのう2日に続き、鹿児島空港では3日午後5時までに、東京や鹿児島県内の離島などを結ぶ59便が欠航を決めています。

(利用客)「火山灰は想定外」「残念だけどしょうがない」「想像がつかない。とにかく、びっくりとがっかりと」

新燃岳の噴火警戒レベルは「3」の入山規制が継続中で、気象台によりますと、地下のマグマの動きを示す火山性微動が、きのう2日昼ごろから続いているということです。

上空の風向きは火口から南方向で、霧島市で多量の灰が予想されています。

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