日本の安全保障環境刻々変化…「訓練重ね、柔軟な対応能力養成必要」 P1哨戒機やヘリ9機、薩摩富士眼下に今年初の飛行訓練 海自鹿屋航空基地

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初飛行訓練に臨んだ鹿屋航空基地のP1哨戒機=10日、鹿児島湾上空

 鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で10日、2025年初の飛行訓練があった。隊員約250人が訓示を受け、P1哨戒機やヘリコプター計9機に乗り込み、続々と飛び立った。
 同基地の活動を体験し意見を述べるモニターや防衛協力団体から約50人が招かれた。東シナ海での警戒監視といった任務の説明があった後、P1に報道陣を含む招待者約10人ずつが隊員と共に搭乗。3機編隊で、鹿児島湾の高度約500~600メートル上空や開聞岳近くを約1時間飛行した。
 飛行前の訓示で、大西哲第1航空群司令は日本を取り巻く安全保障環境の変化に触れ、「柔軟に対応できる能力がわれわれには求められる。任務や日頃の訓練に一致団結して当たる必要がある」と語った。

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