東国原英夫氏 江藤拓前農相の“売るほどあるは宮崎弁”発言を否定「宮崎弁は“どげんかせんといかん”」

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 元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏が25日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。「コメは買ったことがない」などと発言して閣僚を辞任した江藤拓前農相(衆院宮崎2区選出)について言及した。

 江藤氏は21日、辞表提出後、官邸で記者団に「国民がコメの高騰に大変苦労している中、所管大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。改めて心からおわびを申し上げたい」と述べた。辞表提出の理由について「米価を下げるには国民の信頼が欠かせない。信頼を損なったということであれば一線から身を引くことが国民にとって良いことだと判断した」と説明した。
 19日には、問題発言の内容は事実ではなく講演を盛り上げるため「ウケを狙って強めに言った」と釈明。20日の農水委員会では野党の委員から真意を問われ「ウケる話ではなかった。全くピント外れだった」と反省の弁。支援者からもらったコメが「売るほどある」と語ったことについては「言い訳はしたくないが(地元の)宮崎ではたくさん頂くと売るほどあるとよく言う。宮崎弁的な言い方でもあった」と主張していた。
 江藤氏の「売るほどある」発言について、作家、エッセイストの阿川佐和子さんが「あれは宮崎弁だとおっしゃってますけど?」と聞くと、元宮崎県知事の東国原氏は「大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、「全国共通ですよね。昭和の1つのユーモアというか、たくさん持ってると。売る程あるとかありますよね」と宮崎弁ではないと断言。「宮崎弁は“どげんかせんといかん”です」と、2007年の流行語大賞にも選ばれた、自身の知事選時の言葉を出して笑いを誘っていた。 

スポニチアネックス取材班

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