火山灰で真っ暗 桜島、連続噴火続く 灰は垂水方面へ

15日、桜島では南岳山頂火口で噴火が3回観測されています。

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午前10時45分の噴火が18時現在も続いていて、一時噴煙は火口から3000メートルまで上がりました。噴煙が3000メートルを超えるのは、およそ5か月ぶりです。

(鹿児島市)「歩いてきながらぱっとみたら爆発していて、久しぶりだなと思って」

(4月から鹿児島市に)「(噴火を見るのは)きょうが2回目くらい。なんかすごい迫力あって面白い」

15日、噴煙は火口から東の方向に流れ、垂水市では火山灰の影響で視界は真っ黒に。車も灰が積もっていました。

(東京から)「あ、これどうしたらいい?こんな状態になっているとは思わなかった」

(霧島から)「めちゃめちゃ降っていて、滑りそうで怖かった」

垂水市では今、ビワが収穫のピークを迎えています。しかし、灰がついてしまうと商品価値が下がることから、15日は収穫を中断しました。

(ビワ農家)「(降灰が)こんな多いのはこの頃なかったから、きょうはびっくり」

今月12日から続いていた桜島の山体膨張は、15日の噴火で収縮傾向となっているものの、12日以前の状態には戻っていません。

このあと山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。

気象台は、火口からおおむね2キロの範囲で、大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。

このあと噴煙は、火口から北の姶良市加治木方向に流れる予想です。

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