県内最大手スーパー、独自の電子マネー「タイヨーPay」導入 3月から新カード移行、夏にはアプリ連携 他店への波及も視野

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〈資料写真〉タイヨー銀座店=鹿児島市千日町

 鹿児島県内を中心にスーパーを展開するタイヨー(鹿児島市)は3月1日から、電子マネー「タイヨーPay」を始め、チャージ機能を備えた会員カードを新たに発行する。タイヨーやサンキューなどでの支払いで使え、6月までに対応店舗を宮崎を含む全93店舗に広げる。利用客の利便性向上と会計時間短縮を図る。
 会員カード「サン丸くんカード」へのチャージ機能追加は、顧客の要望を受け約1年前から検討。新カードの目標会員数は40万人。通信アプリLINE(ライン)を経由した電子マネーの利用も今夏開始予定で、新たに10万人の会員獲得を目指す。現在年間の来店会員数は約70万人おり、切り替え促進に向け抽選で総額1億円分のポイントが当たるキャンペーンを行う。
 申し込みは対応店舗で3月1日から受け付ける。カードは即日発行し、手数料100円は来年2月末まで無料。電子マネーのチャージは導入した店舗でできる。
 清川照美副社長(66)は「カード1枚あれば小銭を持たずに便利に買い物できる。将来的にはスマホ一つで決済でき、タイヨー以外の店でも利用できたら」と述べた。

〈関連〉電子マネー「タイヨーPay」に対応する会員カード(タイヨー提供)

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