賞味期限切れの納豆、いつまでなら食べられる?食べたら危ない腐敗サイン

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高タンパクで値段も安く、低カロリーの納豆は、食卓に並ぶことが多い食品のひとつ。そんな納豆ですが、賞味期限が何日切れても食べられるのでしょうか。

「発酵食品だから多少は大丈夫かな」とは思いますが、食べたら危ないサインはあるのかなど、たいや内科クリニック管理栄養士 林 安津美さんに聞いてみました。

納豆は、賞味期限を何日すぎても大丈夫?

具体的に何日すぎても大丈夫かというのは一概には言えません。これは保存状態や納豆の品質によって異なるためです。

そもそも賞味期限とは「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことを指します。そのため、少し過ぎても食べられることが多いです。

しかし、もちろん腐らないわけではないので、いつまでも食べられるとは思ないようにしましょう。

おいしく納豆を食べるためには、基本的に賞味期限内に食べることをおすすめします。

こんな状態だと腐ってる! 食べてはいけないサイン

  • 黒ずんだり青みがかったりなど、変色している
  • カビが生えている
  • いつもの納豆と違ったツンとした臭いや酸っぱい臭いがする
  • 水っぽくなドロっとしている
  • このような納豆は、腐敗が進んでいる可能性があります。勿体ないですが、食べずに処分しましょう。

    納豆と卵の組み合わせは「ダメ」って本当?管理栄養士に聞いてみた

    納豆ご飯に卵を乗せて食べるの、おいしいですよね~! 卵を加えることでふんわりさが出て、何回食べても飽きない組み合わせだと思っています。そんな中、「納豆と卵の組み合わせはダメ」という噂を聞いて驚愕。これって本当なのでしょうか? 管理栄養士の林さんに聞いてみました。

    「卵と納豆はダメ」という噂、ホント?

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    「納豆に卵をあわせるのはダメ」という噂がありますが、間違いだと言えるでしょう。栄養学的な観点から見ても問題ないとされています。

    なぜこのような噂が流れたのか

    納豆と卵を組み合わせることで、生の卵白に含まれる「アビジン」というタンパク質が「ビオチン(ビタミンB7)」の吸収を阻害する可能性があるためです。

    しかし、実際には、大量の卵白を定期的に摂取しなければさほど影響しないと考えられます。そのため、「納豆に卵を合わせるのはダメ」という噂は栄養学的根拠に基づかないものと言えるでしょう。

    むしろ「納豆+卵」の組み合わせはおすすめ!

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    納豆と卵の組み合わせは、栄養価が高く、健康にも良いと考えられています。

    卵黄に含まれるレシチンと納豆のナットウキナーゼは、どちらもコレステロールの管理に役立つとされています。また、納豆も卵もタンパク質が豊富! タンパク質は、筋肉量の維持・増加に役立つため、筋トレ民・ダイエッターにもおすすめです。

    監修者プロフィール

    たいや内科クリニック 管理栄養士 林 安津美(はやし あつみ)さん


    大学卒業後、JAあいち厚生連で37年にわたり病院の管理栄養士として勤務。その間、豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。2022年5月よりたいや内科クリニックへ入職。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を活かし、患者さんの思いを聴き・応え、患者目線でテーラーメイドの医療を届けるよう心掛けている。

    <Edit:編集部>

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