ガソリン価格の高止まりが続くなか、日々の移動に使うクルマこそ燃費性能が重要です。では、いま手が届きやすく経済的な「軽自動車」の中で、特に燃費の良いモデルはどれなのでしょうか?
燃費性能が高い「軽自動車」TOP5
いまや軽自動車は、燃費性能で普通車をしのぐモデルも珍しくありません。では、2025年現在、もっとも燃費の良い軽自動車はどのモデルなのでしょうか。
今回は、各メーカーの公式データをもとに、燃費性能(WLTCモード)に優れた軽自動車TOP5を紹介し、それぞれの車種の価格や特徴についても解説します。
第5位:スズキ スペーシア HYBRID G(2WD)
●燃費性能(WLTCモード、以下同):25.1km/L
●価格(消費税込み、以下同):153万100円〜
背の高いハイトワゴンボディで、ゆとりある室内空間を確保している「スペーシア」。
スライドドアを採用しており、チャイルドシートの装着や乗り降りのしやすさに配慮されたつくりが特徴です。
見た目からは想像できないほど燃費性能が高く、街中でもロングドライブでも安心して使える万能な一台となっています。
第4位:スズキ ワゴンR HYBRID FX-S(2WD)
●燃費性能:25.2km/L
●価格:146万3000円〜
1993年の登場以来、軽ハイトワゴンというジャンルを切り開いてきた「ワゴンR」は、いまでも実用性の高さで根強い人気を誇ります。
運転しやすいサイズ感と見切りの良いボディ、そして視認性の高いフロントウィンドウなど、日々の使いやすさが際立つモデルです。
現行モデルではマイルドハイブリッドを搭載し、さらに燃費性能を向上させています。
第3位:スズキ ラパン G(2WD)
●燃費性能:26.2km/L
●価格:132万8800円〜
角を丸く仕上げた柔らかなフォルムと、シンプルながらも可愛らしいデザインで高い支持を得ているラパン。
車名の「Lapin」はフランス語でウサギを意味し、その名にふさわしい愛らしいルックスが魅力です。
小柄なボディは取り回しが良く、街乗りやちょっとした遠出にも適しています。
インテリアにはナチュラルな木目調のパネルも採用され、カフェのような空間に癒やされます。
第1位(同率):スズキ アルト ハイブリッドS(2WD)
●燃費性能:27.7km/L
●価格:121万8800円〜
軽自動車で最も燃費性能が高いのが「アルト」です。
軽量なボディと燃費重視のチューニングが施されたハイブリッドシステムにより、驚異の27.7km/Lを実現。
小回りのきくコンパクトなボディは都市部の狭い道でも扱いやすく、初めての軽にもぴったりです。
実用性を徹底的に突き詰めた一台で、毎日乗る人ほどそのありがたみを実感できるでしょう。
第1位(同率):マツダ キャロル ハイブリッドGS(2WD)
●燃費性能:27.7km/L
●価格:124万7400円~
スズキ・アルトのOEM供給車として登場するマツダ キャロルは、性能面ではアルトと同様の高水準を誇り、外観や内装はシックで落ち着いた雰囲気が加えられています。
フロントデザインは、アルトはエンブレム上部にメッキ加飾があるのに対し、キャロルには加飾がなく、クリーンにまとめられています。コンパクトながらも個性を感じられる一台です。
マツダブランドで軽自動車を選びたい人には特におすすめです。
※ ※ ※
このように、燃費性能で選べば、スズキの軽自動車が上位を席巻する結果となりました。
スズキは軽自動車を主力としてきた歴史があり、「HEARTECT(ハーテクト)」と呼ばれる軽量ボディ構造や、マイルドハイブリッド、効率的なCVT、空力性能、低転がり抵抗タイヤなどを積極的に採用。こうした技術により、クラスでも屈指の低燃費を実現しています。
今回紹介した5台はいずれも25km/L以上という優れた燃費性能を持ち、特にアルトとキャロルは27.7km/Lを実現。
普段使いから買い物、通勤まで幅広く活躍する軽自動車だからこそ、燃費の良さは毎日の家計に大きく影響します。
コメント