(資料写真)米軍の輸送機オスプレイ
陸上自衛隊は5日、米海兵隊との実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」を九州・沖縄などで9月11〜25日に実施すると発表した。期間中、陸自の輸送機V22オスプレイ4機程度と米海兵隊のMV22オスプレイ7機程度が鹿屋市の海自鹿屋航空基地に駐機し、燃料補給や整備の拠点にする。頻度や日時は明らかにしていない。
オスプレイは大分の日出生台演習場、十文字原演習場、熊本の高遊原分屯地、大矢野原演習場で人員や患者、物資の輸送を訓練する。鹿屋基地を航空基盤とし、訓練地と行き来する。
鹿屋市によると、期間中は陸自隊員約100人が鹿屋基地内に滞在、米海兵隊員約150人は市内のホテルに滞在する。九州防衛局は基地内に連絡所を設け、事件事故の防止に努める。
塩田康一知事は5日、2023年11月の米オスプレイ墜落事故や県内で相次ぐ緊急着陸に触れながら「徹底した安全対策と丁寧な情報提供」などを九州防衛局に文書で要請した。
県内では南大隅町の佐多対空射場で陸自と米海兵隊による沿岸監視訓練、徳之島の前泊漁港では海兵隊の無人艇「ALPV」を使った物資輸送訓練などを計画する。
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