鹿児島交通、2月から鹿児島市金生町-南さつま市加世田の2系統廃止、他路線も減便「運転手不足に対応」

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 鹿児島交通(鹿児島市)は2月1日から、南薩地域の路線バスのダイヤを改正する。金生町(鹿児島市)-加世田(南さつま市)の2系統を廃止し、他路線も減便などを進めるほか、南九州市と指宿市から委託を受けるコミュニティーバスも便数や運行日数を減らす。同社は「運転手不足に対応するため」と説明する。
 対象は14路線。5路線は時刻のみの変更で、残り9路線は平日102便から12便減、土日75便は土曜14便、日曜10便を減らす。金生町-加世田のうち、「スーパー特急」と金生町-伊作(日置市)の2系統は廃止する。他系統の運行時間などを調整してカバーするとしている。
 指宿市のコミュニティーバスは2路線(各週3日)の運行日数をそれぞれ1日減らす。市は別事業者に委託するジャンボタクシーを代替手段とする。南九州市では、旧町間を運行するコミュニティーバス2路線の土日7便を5へ減らす。
 同社によると、大半が行政の補助対象路線。これまで通りのダイヤで運行するのに必要な運転者数は、1月1日時点で加世田営業所9人、指宿営業所で3人不足している。乗合営業部の三倉康課長(32)は「通勤や通学時間帯は避け、他の系統でカバーするなど、なるべくお客さまに影響が出ないよう考慮した」と理解を求めた。

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