春に咲く花の球根を植えるタイミングが秋。冬が来る前に庭やテラスをきれいにしましょう。
庭が寂しくなり始める11月。この時期だからこそできる準備がたくさんあります。
多年草と球根の準備
• スイートピーは屋外で育てることができますが、冬は霜よけをかぶせるか、ビニールハウスに入れましょう。「11月は来年用のスイートピーの種まきに最適な時期です。冬は必ず寒さ対策をしましょう」とサラ・レイブン。
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• シロバナスイセンをクリスマスに間に合うように咲かせたいなら、11月中旬までに植えましょう。促成球根の場合、約3cm成長したら涼しい窓辺にもって行きます。
• 11月は春の花の球根を植える最後のチャンス。特にチューリップに関しては、今が最適な時期です。庭に植えるスペースがない場合は、鉢やプランターに植えるとよいでしょう。
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• 保管中の夏の花の球根も、腐敗やカビがないか、この時期に確認しておきましょう。カビや腐食の兆候が見られる球根は取り除くか、周りに悪影響を与えないよう、他の球根とは別の場所で保管するようにしましょう。
果物や野菜の植え付け
• 玉ねぎの苗やニンニクの植え付け、ラズベリーやブラックベリーなどの柔らかい果物の植え付けは11月に行います。ソラマメやエンドウ豆もこの時期に植えることができます。
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• 芽キャベツやキャベツは、鳥に食べられてしまわないよう、ネットで覆います。
• 種の整理も忘れずに行いましょう。「使わず置いてある種や、半分使って保管している種袋などを整理し、期限切れや損傷しているものは捨てます。種は乾燥させたあときれいに梱包し、ラベルを付けて保管しましょう」とサラ。
• 栽培する野菜のローテーションをうまく行えるよう来年の栽培計画を立てるのも、この時期がおすすめです。「害虫や病気の発生につながる可能性があるため、同じ種類の野菜を同じ場所で育てるのはやめましょう。毎年移動させて、同じ野菜が同じ場所に1シーズン以上留まらないようにしてください」とサラはいいます。
• 根菜類、アブラナ科の植物、豆類は一緒に栽培できます。また、ジャガイモ、タマネギ、トマトなども一緒に栽培することができます。ウリ科の植物(ズッキーニ、カボチャ、マロウ、キュウリなど)、インゲン豆、サヤインゲン、サラダ用植物(キクヂシャ、レタス、チコリーなど)やスイートコーンなどの一年生作物は、スペースがあればどこでも栽培できますが、同じ場所で頻繁に栽培するのは避けましょう。
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芝生の整備
• 芝生の縁がくっきりしていると、冬のどんよりした日でも芝生がすっきりと鮮やかに見えます。夜の気温が氷点下近くまで下がると芝生の成長が止まるので、今のうちに縁を切っておくと、冬の終わりまできれいな状態を保てるでしょう。
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腐葉土づくり
• 腐葉土は、湿った葉をかき集めて、空気穴を数個開けたゴミ袋に入れて上部を縛るだけで簡単につくることができます。次の秋までには使い勝手のよい腐葉土ができあがり、マルチに使用できます。
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春に向けた花の絨毯の準備
•花の絨毯をつくるため、花苗を植え付けます。パンジーやビオラなら上品な雰囲気に、ポリアンサスやサクラソウなら存在感のある花の絨毯が完成します。八重咲きのサクラソウもおすすめです。さまざまな色があり、バラのような美しい花が咲きます。
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寒さに弱い植物を室内へ
もしもベランダやテラス、庭に寒さに弱い植物を出しているなら、室内に入れてあげましょう。外に出したままにしておくと、厳しい冬にダメージを受けてしまう可能性があります。熱帯原産の植物や、レモンやオレンジなどの柑橘類はこのカテゴリーに入ることが多いので、秋の間に室内に移動させます。
from House Beautiful
Translation : Ayumi Omori
※この記事は一部抄訳しています。
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