日本の人口は、1億2435万2000人(2023年10月時点)で、13年連続で減少。それでは20年前(2003年)と比較して、1番人口が減少している都道府県はどこかご存知でしょうか。
今回アンケートを取ったところ、全体の約1割が知っているという事実がわかりました。
記事後半では、20年前と比較して1番人口が減少している都道府県の経済面について紹介します。
※総務省統計局「人口推計」の最新版が2023年なので、それから20年前の2003年との比較をしています
1. 20年前と比較して、1番人口が減少している都道府県はどこなのか
人口減少に関するアンケート
出所:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
LIMO編集部が全国の10歳代〜60歳代の男女100名を対象に、「20年前と比べ、1番人口が減少している都道府県はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の41%が福島県と回答。
次に多かったのが36%の青森県。そして14%の新潟県、9%の北海道という順番になりました。
ちなみに選択肢にある4道県の面積は、北海道・8万3457平方キロメートル。福島県・1万3782平方キロメートル、新潟県・1万2583平方キロメートル、青森県・9644平方キロメートルとなっています。
2. 2003年と2023年の人口を比較してみると…
20年前と比べた都道府県別の人口減少数
出所:総務省統計局「人口推計2023年(令和5年)10月1日現在」「平成15年10月1日現在推計人口」を参考に筆者作成
総務省統計局が発表した「人口推計2023年(令和5年)10月1日現在」と「平成15年10月1日現在推計人口」を見てみると、20年間で1番人口が減少したのは北海道で、その数は56万7000人。北海道の2003年時点の人口は、565万9000人でしたが、2023年には509万2000人となっています。
選択肢にあった県の減少数は以下の通り。
この20年間で人口が増加しているのは、東京都、神奈川県、愛知県。埼玉県、千葉県、沖縄県、福岡県、滋賀県の8都県のみとなっています。その中でも人口が1番増加しているのは東京都で、20年間で177万6000人も増加しているのです。
3. 北海道の道内総生産は20兆5409億円
ここからは、北海道について説明します。
北海道は、雄大な山岳や広大な自然が数多くあります。日本最北の動物園「旭山動物園」や、函館の夜景が一望できる「函館山」、歴史的建造物が立ち並ぶ「小樽運河」など、魅力的な観光スポットが各地に点在。海鮮やジンギスカン、ザンギなどご当地グルメも豊富です。
経済面を見てみると、2021年度の道内総生産は約20兆5409億円(名目)、1人当たりの道民所得は281万1000円です。同年度の千葉県の県内総生産が約20兆8070億円(名目)なので、かなり近い数値と言えます。
3.1 調査概要
参考資料
小野田 裕太
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