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県人事委員会は、塩田知事に県職員の給与に関する勧告を行いました。3年連続で月給とボーナスを引き上げ、平均年収はおよそ20万円のアップとなります。
【県人事委員会 富永信一 委員長】
「月例給の改定額は本年4月の公民格差におきまして、民間の給与が職員の給与より高かったことを踏まえ…」
県職員の給与改定は国の人事院勧告に沿ったもので、官民格差の是正のために行われます。県人事委員会は8日塩田知事と面会し、県職員の月給を1万1154円引き上げるよう勧告しました。
月給が1万円以上上がるのは33年ぶりだということです。また、ボーナスは0.1カ月増えた4.6カ月分で、これらを合わせると県職員の平均年収はおよそ22万円増え、記録が残る1999年以降、最大の上げ幅となりました。
また、来年度以降の初任給は大卒で2万4400円高卒で2万1900円引き上げられ、県職員の年間給与費はあわせておよそ47億円増加するということです。
なお、県人事委員会は勤務環境の整備として、長時間労働の是正や社会問題になっているカスタマーハラスメントの防止に向けた対策も求めました。
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