ガソリン価格 今後の動きを整理
鹿児島の日常生活にも直結するガソリン価格などの高騰はいつまで続くのか。今後の動きを整理します。

IEA=国際エネルギー機関は加盟国が過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄を協調放出することで合意。日本は16日にも単独で備蓄を放出します。
日本の石油備蓄は
(1)国が保有する「国家備蓄」
(2)民間が義務として保有する「民間備蓄」
(3)産油国の国営石油会社が保有する「産油国共同備蓄」で構成され、昨年末時点で合計254日分の備蓄があります。

政府はこのうち、まず民間備蓄から15日分を来週16日にも放出。その後、国家備蓄から1か月分を放出する方針です。
国家石油備蓄基地はどこにある?

日本には10か所に国家石油備蓄基地があり、そのうち鹿児島には志布志と串木野、2つの基地があります。
▼志布志は43基の原油タンクがあり、容量は500万キロリットル。
▼串木野は、地下の岩盤をくり抜いて造ったタンクで、容量は175万キロリットルです。
▼錦江湾には、世界最大級の中継基地といわれる、民間のENEOS喜入基地があります。57基のタンクがあり、総容量は735万キロリットル。その一部は「産油国共同備蓄」となっています。
仮に全てのタンクを満タンにすると、県内だけで48日分を備蓄できる計算になります。
石油備蓄放出 過去にはどのように?

第2次オイルショックから始まり、湾岸戦争や東日本大震災。直近では2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際にも放出されました。この時、初めて国家備蓄の放出もありました。ただ今回の、民間と国家合わせて45日分というのはかなり異例であることがわかります。
政府は激変緩和措置として、ガソリンの全国平均小売価格が170円を超える部分については全額補助を行うとしていますが、これは今月19日出荷分から適用されます。

イラン情勢の長期化も予想される中、県民生活への影響が懸念されます。


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