「Seismic Explorer」は、世界各地で起きた地震をマグニチュードや期間で絞り込んで、マップ上に表示できるサービスです。地震の発生を時系列でマッピングしたり、特定範囲で起きた地震の震源の深さを3Dマップで見ることも可能とのことで、どんなサービスになっているのか実際に使って確かめてみました。
Seismic Explorer
https://seismic-explorer.concord.org/
「Seismic Explorer」のサイトにアクセスすると、以下のような世界地図が表示されます。
Seismic Explorerを使うと、1980年1月1日以降に発生した地震を、マップ上に時系列で表示することが可能。実際に使ってみた様子が以下です。
地震マップ「Seismic Explorer」で世界各地で起きた地震を時系列で眺めてみた – YouTube
地震を時系列でマップ上に表示するには、チェックしたい範囲を映して画面左下の「Start」アイコンをクリック。
すると、画面下部に表示されている日付のバーが進み、そのタイミングで発生した地震がリアルタイムでマッピングされていきます。
円の大きさはマグニチュードの大きさを、色は震源の深さを表しています。赤色が最も震源が浅く10~30km、オレンジ色が30km~100kmで、続いて黄色、黄緑色、濃い緑色、青色の順で震源が深くなっていきます。
画面右下のスライダーを動かし、マグニチュードの範囲を指定して表示することも可能。
期間も自由に指定することができます。
画面下部の「Map Type」をクリックすると、マップのスタイルを変更できます。
「Data Type」をクリックすると、マップにプレートの境目を重ね合わせたり、火山の噴火を表示したりすることも可能です。
もちろん地図を拡大・縮小して、特定の地域だけをチェックすることもできます。
また、Seismic Explorerの特徴は、特定地域を切り出して各地震の震源を3Dマップで確認できるという点です。実際に3Dマップを使ってみた様子が以下。
地震マップ「Seismic Explorer」で地震の震源を3Dマップで確認してみた – YouTube
画面右下の「Draw Cross-section」をクリック。
クリック&ドラッグして範囲を指定し、「Open 3D View」をクリック。
すると、各地震の震源地が3Dマップで表示されました。このような特徴的な震源の分布傾向は、プレートの沈み込みなどが関係していると考えられます。
3Dマップをぐりぐり動かして、さまざまな角度から見ることが可能です。
Seismic Explorerは、世界各地で発生した地震の規模や震源の深さ、場所、頻度などのパターンを分析するのに便利なウェブサービスとなっていました。なお、マッピングされている地震のデータは、アメリカ地質研究所が公開したものを使用しているとのことです。
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