マイナンバーカードを紛失しまっても、「再発行に手数料がかかるし、今まで使っていないからそのままでいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、マイナンバーカードの重要性は高く、再発行をしない場合のリスクは多くあります。本記事では、マイナンバーカードの重要性や再発行しない場合のリスク、紛失した場合の対応について解説します。
マイナンバーカードの重要性
マイナンバーカードは、日本に住む全ての人に付与される個人番号が記載されたICカードです。
マイナンバーカードは、多くの場面で使用できるツールです。具体的には、身分証明書として利用できるほか、健康保険証やオンラインでの確定申告などの行政サービスでも利用できます。マイナンバーカードがあれば、多くの手続きが簡単で効率的になるといえるでしょう。
マイナンバーカードを再発行しない場合のリスク
マイナンバーカードを紛失して再発行しない場合には、いくつかのリスクが考えられます。
例えば、マイナンバーカードには個人情報が記載されていますので、紛失したままにしておくと個人情報の漏えいリスクがあります。個人情報は第三者に知られて不正利用されると、深刻な問題となりかねません。
また、マイナンバーカードは多くの公的手続きで利用できます。再発行せずにほかの手段を用いると、時間がかかる場合もあるでしょう。給付金や助成金の受け取りにマイナンバーカードが必要な場合もあるため、これらの手続きが遅れたり、受け取れなかったりする可能性もあります。
マイナンバーカードは健康保険証としての利用も可能ですので、紛失すると医療機関での手続きがスムーズにいかない場合もあるかもしれません。
マイナンバーカードを再発行する方法と手数料
マイナンバーカードを紛失した場合、まずは「マイナンバー総合フリーダイヤル」に電話をし、一時利用停止を依頼しましょう。一時利用停止は24時間365日受け付けてもらえますので、万一の悪用防止にも対応できます。
コールセンターへの一時利用停止の連絡が終わったら、最寄りの警察署か交番に紛失届を提出します。
そのうえで、マイナンバーカードの再発行の手続きとして、市区町村役場に行き、再発行手続きの申請をおこないます。身分証明書などの必要な書類を持参し、担当者の指示に従いましょう。
なお、再発行には手数料として1000円(電子証明書が不要な場合は800円)が必要です。
マイナンバーカード再発行の手数料が無料となる場合
マイナンバーの再発行には基本的には手数料がかかりますが、特定の条件下や紛失などによる理由でも無料となることもあります。
例えば、マイナンバーカードの作成日から10回目の誕生日(18歳以上の人)または5回目の誕生日(18歳未満の人)を迎えマイナンバーカードの有効期限が満了した後、新しいマイナンバーカードの交付を希望する場合は無料で再交付されます。
また、本人の責に帰さないICチップの故障による再発行は無料です。
まとめ
マイナンバーカードを紛失し、再発行を怠ると多くのリスクが伴います。手間や費用はかかるかもしれませんが、安全と利便性のためには速やかに再発行したほうが良いでしょう。
出典
総務省 マイナンバー制度とマイナンバーカード
地域公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト 紛失・一時停止/セキュリティ
地域公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト マイナンバーカードの交付申請に手数料はかかりますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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