国民に対して“ファイティングポーズ”をとってしまった「秋篠宮さま発言」…悠仁さまの進学・留学がさらなる火種に

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長女の小室眞子さん・圭さん夫妻の結婚を発端に、悠仁さまの進学などを巡り、国民との溝がさらに深まる秋篠宮家。そんな中、秋篠宮さまのご発言はさらなる火種となり、国民の反感を買ってしまい――。前編記事『悠仁さまの大学合格発表を前に…秋篠宮さま「バッシング情報というよりいじめ的情報」発言で露呈した、国民との「深い溝」』に引き続き報じる。

「いじめ的情報」とのご発言

11月30日に59回目のお誕生日を迎え、国民からの祝福を受けられるはずだった秋篠宮皇嗣殿下が、これまで以上の逆風に晒されている。

「天皇陛下と秋篠宮さまのお誕生日に際しては毎年、記者会見が行われます。テレビ局や新聞社で構成される宮内記者会が事前に全5問の質問を皇室サイドに提出し、陛下や殿下は回答を用意して、会見に臨まれるのが通例。つまり、アドリブで回答されるわけではないので、今回の殿下のご発言もうっかりではなく、“熟考”された上でのおことばだったことから、事態が重く見られているのです」(皇室担当記者)

お誕生日の会見にのぞまれる秋篠宮さま(宮内庁提供)

記者会見場で記者から「秋篠宮家へのバッシングとも取れる情報についての受け止め」を問われた秋篠宮さまは、「当事者的に見るとバッシング情報というよりも、いじめ的情報と感じる」と発言された。

このご発言ばかりではなく、長男・悠仁さまの進学に対しても国民からの反対署名が1万筆以上集まるなど、秋篠宮家に対する国民感情は悪化するばかり。今年の6月ごろに発覚した、次女・佳子さまの“独居騒動”も、それに追い打ちをかけている。秋篠宮家の事情に詳しい皇室ジャーナリストが指摘する。

「およそ40億円をかけて作り上げた新たな秋篠宮邸に“佳子さまは住んでいなかった”ことがわかったのです。佳子さまは、宮邸が完成する前、ご一家が一時的に住まわれていた“分室”に住み続け、ひとり暮らしをなさっていた。これを知らされていなかった国民は反発の声を上げました」

波紋を広げたさらなる発言

小室夫妻の結婚問題、悠仁さまのお受験、佳子さまの独居騒動、そして秋篠宮邸にかかった莫大な工費……。これらのトピックが大きな要因となり、秋篠宮家に関するニュースがネット上にアップされると、記事のコメント欄にはバッシングとも取れるコメントで溢れかえった。

前述した誕生日の会見でのご発言はその厳しい現状や、体調が万全ではない紀子さまを思い、皇嗣殿下としては抑止力につながることを願ってのことだったのだろう。

秋篠宮さまのお誕生日に公開されたご一家の近影(宮内庁提供)

しかし、今回の件は「完全に悪手だった」と宮内庁関係者が頭をうなだれる。

「殿下のお気持ちは痛いほどわかります。しかし、ネット上でバッシング的なコメント、殿下でいうところの“いじめ的情報”を発したネットユーザーも“日本国民”なのです。つまり、秋篠宮さまは国民に対して“ファイティングポーズ”をとってしまったということ。

そもそも皇室とは国民の中に入っていくもの、ともに歩んでいくもの、国民あっての皇室。これは国民の税金で成り立っていることからも明らかです。皇室の方々は、日本国民の安寧と幸せを願う立場であり、ましてや次代の天皇陛下である秋篠宮さまが国民に対して“攻撃的な言葉を発した”ことの影響が気になります」(宮内庁関係者)

国民が不信感を覚えたシーンは、つい最近も見受けられた。それは11月25日に行われた、トルコ訪問前に紀子さまと臨まれた記者会見でのひとコマだ。

海外留学の必要性はわかりますが

「悠仁さまの海外留学について問われた際、殿下はうれしそうに『海外で学ぶ機会を得てほしい』と語られました。『今暮らしているところと違う場所に行って、日本を見つめ直すこともできる』ともおっしゃいました。見方を変えれば、バッシングを受け続ける日本よりも海外で暮らしたほうが悠仁さまのためになるとも捉えられかねません」(前出・皇室ジャーナリスト、以下「」も)

海外での生活は皇族方にとってその国の文化を学び、海外への知見を広げることだけではなく、“自由に過ごせる貴重な期間”でもある。秋篠宮さま、眞子さん、佳子さまにもイギリスへの留学経験がある。秋篠宮家に限らず、公務につかれる前に海外留学をされる皇族は少なくない。

秋篠宮さまも親心から、前述のような発言をされたのだろう。だが、そのタイミングや伝え方に違和感を覚えた人もいた。

「海外留学をするとなれば当然それなりのお金がかかります。しかも、“将来即位されるであろう”悠仁さまには相応の警備をつけなければならない。日本国民が物価高に喘ぐ中、なぜいまその発言なのか、と。実際、ネット上では庶民感覚とのズレを疑問視するコメントも散見されます」

「学習院大学卒業後は大学院進学や海外留学を選択される」との見方が有力視されていた天皇皇后両陛下の愛子さまも、日本赤十字社に嘱託職員として就職され、公務につかれた。

留学を選ばなかった2つの理由

「愛子さまの大学時代はコロナ禍の蔓延とともに始まり、講義もオンラインで受講されるなど環境の厳しい中で過ごされた。海外留学も到底できない状況でした。ですが、卒業後は海外留学を選択されてもおかしくはなかった」

愛子さまが皇室に残られる道を選ばれた背景には、「留学は難しい」というご事情があったとみられる。

「一つは“成年皇族が少ない”という問題です。11月15日に三笠宮家の百合子さまが老衰のため薨去されました。ご高齢だった百合子さまのご公務は限られていたとはいえ、皇族の人数はさらに減少し、ご公務の担い手は先細る一方です。

愛子さまも進路を決める際、『進学や留学をしている場合ではない』とご両親である天皇皇后両陛下をお助けしよう、と考えておられても不思議ではありません。現に4月以降、お仕事だけではなく、ご公務も積極的に勤しんでおられます」

もう一つは費用の問題だ。

これまでも天皇家は「国民には余計な負担をかけたくない」と、代々「質素倹約」を心掛けられてきた。その代表例が、栃木県・那須の御用邸のエアコン問題だ。

心配した地域住民らの声

「天皇ご一家のご静養先の一つである那須の御用邸には、これまでエアコンがなく、昨年ようやく設置されました。元々はエアコンはいらないほどに過ごしやすい土地だったのでしょうが、近年の暑さが厳しく、とてもエアコンがなければ過ごせない。それでも、ご一家は御滞在中、自然の風と扇風機だけで乗り切っていました」

おまけに築100年近い建物は老朽化も進んでおり、心配した地域住民らがエアコンの設置や建て替えを求める署名や嘆願を行う事態にもなっていた。

「天皇陛下皇后両陛下はコロナ禍や物価高で苦しむ国民にお心を寄せられてきました。愛子さまも留学すれば相当の費用が掛かることはわかっていた。エアコンも留学も余計なお金を使うのは忍びない、とお考えのことでしょう」

秋篠宮さまも皇室の「サイフ事情」も国民の生活ぶりも当然、ご存じのはず。

だが、残念ながら良かれと思って発する言葉や行為のひとつひとつが、火に油を注ぐ結果となっている。秋篠宮家の潮目が変わる日は、果たしてくるのだろうか。

【さらに詳しく】『じつは秋篠宮ご夫妻のほうが天皇皇后両陛下より高かった…渡英宿泊費用の「意外すぎる差額」《宮内庁の資料で判明》』

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