遺族へかける言葉として「お悔やみ申し上げます」で十分…と思っていませんか?実は、宗教それぞれで死後の世界観が異なるため、適切な言葉がけも変わってくるんです。
今回は、日本現代作法会・総師範である村山紀子さんのYouTube(ユーチューブ)チャンネル「令嬢養成学校チャンネル」の動画から、宗教別の適切なお悔やみ言葉の選び方についてご紹介します。
お悔やみの言葉①仏教の場合
日本人の95%以上が仏教とされる日本。
仏教では、亡くなった方は49日かけて極楽浄土へ向かうとされています。
(ただし、浄土真宗では亡くなった瞬間に成仏すると考えます)
代表的な言葉は「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」 です。
「浮かばれない」「迷う」などの言葉は適切ではないため、避けましょう。
お悔やみの言葉②神道の場合
神道では、亡くなった方の魂は「神として祀られる」と考えられているそう。
そのため、仏教用語の使用は避けます。
適切な言葉は「御霊の平安をお祈り申し上げます」「安らかに眠られますようにお祈り申し上げます」です。
「ご冥福」「往生」などの仏教用語は使わないようにしましょう。
お悔やみの言葉②キリスト教の場合
キリスト教では「神様の元へ召される」という考え方とのこと。
「供養」や「成仏」といった仏教用語は避け、「旅立ち」や「安らか」という表現を使います。
適切な言葉は「安らかな眠りにつかれますようお祈り申し上げます」です。
相手の信仰に配慮した言葉選びを
宗教別に適したお悔やみの言葉についてご紹介しました。相手の宗教に合わせて慎重に言葉を選び、より心のこもったメッセージを伝えたいですね。
動画本編では、宗教が分からないときにお伝えできる言葉についてもご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
◆令嬢養成学校チャンネル
マナーやコミュニケーションを通して「幸せを引き寄せる」「品をアップする」日頃のふるまいや心遣いを、日本現代作法会・総師範の村山紀子先生が発信するYouTubeチャンネル。
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