「特定利用空港・港湾」に2空港、6港湾指定へ 鹿児島県が受け入れ 塩田知事「自衛隊の優先利用のためではない」

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特定利用空港・港湾の受け入れを表明する塩田康一知事=23日、鹿児島県庁

 自衛隊や海上保安庁による利用の円滑化を想定する「特定利用空港・港湾」に、鹿児島空港や鹿児島港など2空港、6港湾が指定される見通しとなった。国から県への申し入れが14日にあり、県は23日、同意する旨を回答すると決めた。全て指定されれば、都道府県別で最多となる。
 受け入れる理由について塩田康一知事は、民生利用が主であり、大規模災害時の迅速な対応が期待できることなどを挙げた。「自衛隊の優先利用のためではない」と強調。有事の際に攻撃対象となる危険性が高まるのではとの質問には「指定によってそのリスクが上がることはないと考えている」と説明した。

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