くす玉を割り、JR志布志駅開業100年を祝う関係者=3月30日、志布志市の多目的イベント広場
大勢の乗客でにぎわうナッシートレイン宮崎=3月30日、志布志市のJR志布志駅
ミニ列車を楽しむ家族連れ=3月30日、志布志市の志布志鉄道記念公園
志布志市のJR志布志駅100周年記念イベントが3月30日、同駅と多目的イベント広場、志布志鉄道記念公園であった。約1500人が式典やマルシェを楽しみ、駅や日南線が来場者でにぎわった。
同駅は1925(大正14)年3月30日開業。現在の日南線のほか、87(昭和62)年の国鉄民営化に伴う廃止まで志布志線、大隅線も乗り入れていた。
式典は志布志高校書道部のパフォーマンスで幕開け。下平晴行市長が「いつの時代も志布志のまちづくりの中心に駅がある。今後も駅と共に発展していきたい」とあいさつし、くす玉を割って節目を祝った。
ホームに「ナッシートレイン宮崎」が到着・出発する際は、多くの家族連れや鉄道ファンが乗り降り。プラレール体験や鉄道模型展示もにぎわった。ミニ列車に乗った山重小学校1年、立山珠桜(しゅうと)さんは「ゆらゆら進んで楽しい」と笑顔。蒸気機関車(SL)を見学した鹿児島市の谷山小4年、藏前悠翔さんは「保存状態がよく見応えがある」と話した。
式典に出席したJR九州宮崎支社の吉村一喜支社長は「日南線の利用はJR発足から7割ほど減り大変厳しい状況だが、地域のにぎわいは人の交流あってこそ。皆さんと一緒に考えていきたい」と語った。
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