世界遺産・屋久島の春の風物詩 山桜が見ごろ 2時間登山 1050m太鼓岩から広がる満開

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標高の高く気温の低い屋久島の山々では今、山桜が見頃を迎えています。2時間以上かけて山を登らなければ見られない絶景が、登山客に人気です。

(記者)「屋久島の春の景色を求めて、白谷雲水峡の太鼓岩には多くの登山客が訪れています」

午前7時。屋久島の人気観光地、白谷雲水峡です。沢を越えて、巨木やコケの広がる山道を歩くことおよそ2時間。標高1050メートルの太鼓岩に到着しました。

先週から咲き始めた山桜が今見ごろを迎えており、新緑と山桜が織りなす絶景に、登山客は驚きの声を上げていました。

(登山客)「うわーすごい」

(滋賀県から)「グリーンがすごい」「この景色はいい。360度見渡せて」

(鎌倉から)「地元の鎌倉も桜が咲いていて、それよりビビッド。濃いピンク。すごくいい」

(地元の登山客)「去年も来た。年に一回だけは絶対に来たい。一番いい日を狙って」

この山桜は、1960年代後半までスギの伐採が続けられた跡地に多く自生しており、むき出しになった大地を緑で覆い森の再生を促してきました。

人が手を入れたことで生まれた世界自然遺産・屋久島の山桜は、島が辿った歴史を教えてくれています。

屋久島の山桜は、今週いっぱいまで楽しめそうだということです。

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