資源エネルギー庁は4月16日、ガソリン価格の高騰を抑制するための政府の補助金支給額を17日から23日までの期間、ゼロ円にすると発表した。同制度が始まった2022年1月以降、補助額がゼロになるのは初めて。
政府は、ガソリンの平均価格が185円程度を維持できるよう補助金を出している。
米政権による「相互関税」の影響などで世界経済の冷え込みが予想され、原油需要も減るとの見方が広がっている。この流れが小売価格にも影響し、4月21日のガソリン全国平均価格が、補助金を支給する「基準価格」である1リットル185円を下回る182.7円になる見通しとなり、補助額をゼロにすることを決めた。
基準価格が185円を再び超える場合は、24日以降の補助額に反映する。
14日付けのガソリン全国平均価格は1リットル186.5円だった。
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