世界遺産・屋久島に電気バス導入 島の電力99.6%は島内で発電 災害時には電源車に 韓国のヒョンデ

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屋久島に電気をエネルギーとするEV路線バスが導入され、セレモニーが開かれました。

屋久島で路線バスを運行している岩崎グループは、島内初となるEVバスを導入し報道陣に公開しました。

韓国の自動車メーカー「ヒョンデ」の中型EV路線バス「ELEC CITY TOWN」5台で、1回の充電で200キロ走行できます。

屋久島は島の電力の99.6%を水力発電でまかなっていて、バスは島でつくられた電気で走り、災害時には電源車としても使えます。

21日はヒョンデから、屋久島町と岩崎グループに電気自動車3台も贈られました。

(岩崎産業 岩崎芳太郎社長)「カーボンニュートラルという我々から見ればほど遠い世界に踏み込むことで、地域交通を守ることができる」

(屋久島町 荒木耕治町長)「将来的に温室効果ガス削減100%の島を目指す。これからやるべき姿ではないか」

EV路線バスは、ゴールデンウィーク明けから運行予定です。
岩崎グループは今後、島内で走る46台のバスや、タクシーをすべてEVにすることを目標にしています。

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