春~夏は雨が多く降るシーズン、地域によっては間もなく梅雨に入るかもしれない。
フロントガラスのケアをしている人は多いだろうが、じつは雨天のドライブで気になるのはサイドミラーという人も。雨粒で見えにくくなり、側方を走行するクルマやバイクなどの動きがはっきりわからないことがある。
運転していてヒヤッとした思いをした人も少なくないだろう。雨天の安全運転はなんといって視界の確保が重要だ。
そんなときに解決できるアイテムがあるので、実際に使ってその効果を証明しよう。
サイドミラーに付く水滴の悩みを解消するのが、カーメイトからリリースされている「ゼロワイパー フィルムタイプ サイドミラー用(C204)」(実勢価格: 2580円前後)だ。
サイドミラー用の超撥水アイテムとしてはスプレータイプが一般的だが、触れると撥水効果がなくなってしまうという欠点があった。
だがこれは特殊技術によって透明のフィルムに撥水加工が施されているため、うっかり触ってしまっても撥水効果には影響がない。しかも約3カ月の長期にわたって効果が持続する。
パッケージには1台分として2枚が入っており、サイズは135×85mm。施工はとても簡単。剥離シートを剥がしたフィルムを鏡面に貼り、クロスなどを使って気泡を抜いたら保護フィルムを剥がせば完成。貼った直後に気泡が残っていてもしばらくするとなくなる。
サイズが大きい場合や形状が合わない場合はハサミで切ることができ、低粘着タイプのため貼ってすぐならば貼り直せる。効果がなくなった後、剥がす際もノリ残りしにくいから安心だ。
▲鏡面に剥離シートを剥がしたフィルムを貼る
▲クロスなどでフィルムを押さえて密着させ、気泡を取り除く
▲保護シートを剥がせば施工完了。片側5分もかからずに作業ができる
フィルムを貼っていても気泡がなければ視界に影響はまったくない。貼った場所がわからないということはないが、境目がうっすらと見える程度。
ホースで水をかけて撥水効果を確認してみると、驚くべきことに水滴が一切付着しない! フィルムの上を跳ねるようにして水を一切受け付けないが。
メーカーが「超撥水」とうたうのもうなずける。写真を見るとフィルム部分だけきれいに水滴が付いていないのがわかるだろう。
▲驚くほどの撥水力。このようにフィルム部分だけキレイに水滴の付着がない
この超撥水はフィルムの表面に目には見えない超微細な突起が形成されているためで、固いものや尖ったものでこすらなければ落ちることはない。
ただし汚れが多く付着すると撥水効果は弱まるので、定期的にマイクロファイバークロスなどの柔らかくきれいな布で軽く乾拭きする必要がある。
洗車時には過度に洗剤で洗わない方が無難だろう。また、紫外線によって撥水性能が劣化するらしく、駐車時にサイドミラーをたたんでおかないと耐久性を損なう可能性があるのも注意点だ。
今回実際に使ってみたが、フィルムを貼るだけの簡単作業で雨の日のサイドミラー視界を確実に確保できるはず。雨の日の安全で快適なドライブのためにぜひ活用したい。
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