クレジットカードの「暗証番号を5回間違える」とどうなる? ロック解除は簡単にできるの?

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クレジットカードを使う際、暗証番号を求められる場面は少なくありません。ですが、もしこの暗証番号を何度も間違えてしまったらどうなるのでしょうか?
実は、5回連続で暗証番号を間違えると、カードがロックされてしまう可能性があります。本記事では、その場合に起こることや、ロック解除の方法、さらには暗証番号を間違えないための工夫についてわかりやすく解説します。

暗証番号を5回間違えるとカードはどうなる?

クレジットカードの暗証番号を複数回連続で間違えると、多くの場合、カードのICチップにロックがかかります。なお、何回間違えるとロックがかかるかはカード会社によって異なり、具体的な回数は公表されていません。
クレジットカードの暗証番号を複数回連続で間違えると、多くの場合、カードのICチップにロックがかかります。なお、何回間違えるとロックがかかるかはカード会社によって異なり、具体的な回数は公表されていません。
ロックされると、店舗での暗証番号入力が必要な支払いやATMでのキャッシングなど、暗証番号が必要な取引ができなくなります。ICチップのロックは一時的ではなく、基本的に自分で解除することはできません。多くの場合、カードの再発行が必要となります。
ただし、一部のカード会社では、ウェブやアプリからロック解除が可能な場合もあります。間違いに気づいたら、無理に入力を続けず、早めにカード会社に相談することが大切です。

ロック解除はできる? 再発行は必要?

カードがロックされた場合、基本的には「カードの再発行」が必要になります。ロックされたICチップは、カード会社でも解除できないことが多いため、新しいカードが発行されます。
ただし、一部のカード会社では、ウェブやアプリからロック解除ができる場合もあります。再発行の手続きは、カード会社のウェブサイトや電話で申し込め、通常1週間から10日程度で新しいカードが届きます。手数料がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
なお、一部のカード会社では、ウェブやアプリから暗証番号のロック解除手続きができる場合があります。詳細はカード裏面のサポートデスクに連絡してご確認ください。

暗証番号を忘れたときの対応方法

もし暗証番号自体を忘れてしまった場合でも、落ち着いて対応すれば問題ありません。多くのカード会社では、本人確認のうえで暗証番号の照会(通知書の郵送)や、暗証番号の変更(この場合はカードの再発行が必要)が可能です。
暗証番号の照会や変更(再設定)の方法は、以下のいずれかになります。ただし、変更の場合はカードの再発行が必要な場合が多いです。


・オンラインでの本人確認後に照会や変更申請
・書類郵送での手続き
・カード会社の窓口での再手続き

※暗証番号の変更(再設定)の場合は、カードの再発行が必要となるケースが多いです。

手続きには、本人確認書類(運転免許証、保険証など)が必要になることがほとんどです。早めに準備しておくとスムーズに進められます。

暗証番号を間違えないためのポイント

暗証番号の入力ミスを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
まず、暗証番号は自分が忘れにくく、他人が推測しにくいものにすることが大切です。一般社団法人日本クレジット協会によると、2024年のクレジットカードの不正利用被害額は過去最多の555.0億円に上っています。
推測されやすい番号にすると、不正利用される可能性も高まります。誕生日や電話番号などは避け、オリジナルの数字を設定しましょう。
また、普段使わないカードの暗証番号は特に忘れやすいため、定期的に見直したり、信頼できる方法で管理したりする工夫も有効です。たとえば、紙に書いて財布に入れるのは危険ですが、暗号化されたパスワード管理アプリを活用するのは安全で便利です。

間違えたら焦らず対応しよう

クレジットカードの暗証番号を複数回間違えると、セキュリティの観点からロックがかかります。この状態では買い物やATMの利用が制限されるため、不便を感じることになります。
しかし、カード会社に連絡して手続きをすれば、新しいカードの再発行が可能です。カード会社によっては、暗証番号の変更手続きでロック解除できる場合もありますが、多くの場合は再発行が必要です。焦らず、指示に従って対応しましょう。
また、暗証番号の管理を日ごろから意識していれば、トラブルを未然に防ぐこともできます。困ったときは、無理せずカード会社に相談すること。それが最も安心で確実な方法です。

出典

一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード不正利用5つの対策
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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