※写真はイメージ
2024年9月16日、スタジオジブリ作品『火垂るの墓』(英題:Grave of the Fireflies)が、動画配信サービス『Netflix』に登場。日本を除く190以上の国と地域で、配信が開始されました。
直木賞受賞作家である野坂昭如さんの短編小説を、スタジオジブリの高畑勲監督が映像化した、同作。
野坂さんの実体験をもとに描いた『戦争の悲惨さを訴える作品』として、多くの日本人に知られています。
海外配信が開始されたというニュースは日本でも話題になり、Xでは『火垂るの墓』が一時トレンド入り。「外国人の反応が気になる」という声が、多数上がりました。
「戦争を知らない世代は必ず観るべき」などといわれる一方で、トラウマになるほどに心を痛めてしまう人もいるこの作品は、世界の人たちには、どう受け止められているのでしょうか。
『火垂るの墓』が配信されたことを知った外国人たちは、Xでこのようなコメントを投稿していました。
・一度観たけれど、もう一度観ることはできないよ。
・史上最高の戦争映画だと感じるよ。信じられないほど悲痛。だけど、真の傑作。
・この映画は、永遠にあなたの心に残るでしょう。
・今まで観た中で最も衝撃的で、悲しい映画の1つ。
・正直オススメはしない。つらすぎて、1日が台なしになった。
・映画を観てこんなに泣いたのは初めてです。誰もが一度は観るべき映画だけど、もう一度観たいとは思えない…。
コメントを読んでいると『火垂るの墓』を観て感じる想いは、どの国の人も共通していることが分かります。
もちろん賛否両論はありますが、どちらにしても『戦争の痛みを受け止めた結果、出てきた想い』であることは間違いないでしょう。
海外の人たちの感想を読んだ日本人からは「感じることは同じなんだな」「全世界に公開した意義は確かにある」「涙が出た」といった声が上がっていました。
世界中の誰もが、当たり前のように1日をスタートさせて、大切な人たちのそばで平和に暮らせることを、願っているはず。
『火垂るの墓』の配信は、人々が本当の意味で幸せに生活していくためにはどうすればいいのかを、改めて考えさせる、1つのきっかけになったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]
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