JR九州が日南線のあり方議論へ 油津―志布志間、赤字年約4億円

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JR九州は28日、宮崎県鹿児島県の3市をまたぐ日南線の油津―志布志間について、将来のあり方に関する議論を沿線自治体と進めていく考えを明らかにした。地域交通法にもとづく協議ではなく、任意という位置づけだが、存廃の議論に発展する可能性がある。

 JR九州で同様の議論に入るのは、指宿枕崎線に続いて2例目となる。2023年度の線区別収支によると、日南線のこの区間は4億1800万円の赤字。1キロあたりの1日の平均利用者数は179人で、1987年度から73%減った。

 古宮洋二社長はこの日の記者会見で「現状を分かっていただき、今後、未来に向けてどういう交通の形が一番ふさわしいのかを議論していきたい」と述べた。

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