「化学の新分野開拓」「日本の科学者の創造性を世界に」…硤合さんノーベル賞受賞に歴代受賞者も祝福 | きばいやんせ!鹿児島

「化学の新分野開拓」「日本の科学者の創造性を世界に」…硤合さんノーベル賞受賞に歴代受賞者も祝福

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硤合憲三そあいけんそう さん(76)のノーベル化学賞受賞決定に、日本の歴代受賞者からも祝福の声が寄せられた。

記者会見で報道陣に囲まれる硤合憲三氏(7日午後11時18分、東京都新宿区の東京理科大神楽坂キャンパスで)=三浦邦彦撮影

 1973年に物理学賞を受賞した江崎玲於奈さん(101)は「まずはおめでとうと言いたい。自分は専門外だが、今回の研究はよく知っているケミストリーとは違うものを探求していて、化学の新しい分野を開拓したという意味で大きな価値があると思う」と喜んだ。化学賞ではこれまで多くの日本人が受賞してきたとし、「日本が化学で世界トップクラスを走っていることのなによりの証明だと思う。サイエンスは将来性のある分野を開拓してこそなので、今後の研究のさらなる発展に期待したい」と研究者らにエールを送った。

 2001年に化学賞を受賞した科学技術振興機構研究開発戦略センターの野依良治・名誉センター長(88)は「2年連続の日本人の化学賞受賞となり、日本の科学者の創造性を世界に示すことができた。最近のノーベル賞は経済や産業に貢献する成果が選ばれる傾向があったが、今回の研究は化学物質の左右の対称性に関するもので、純粋な基礎の研究に当たる。評価してくれたことに敬意を表したい」と話した。

 2019年に化学賞を受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰さん(78)は「創薬に役立つだけでなく、生命の根源を考える上でも重要な成果だ。化学賞は昨年の北川進さんに続いて2年連続で、日本にとっては大変喜ばしい状況だが、いずれも数十年前の業績が評価された形だ。今回の受賞決定を機に、若い世代が化学研究に興味を持ち、将来のノーベル賞候補となるような活躍につながっていくことを期待したい」と話した。

 2025年の化学賞を受賞した北川進・京都大特別教授(75)は「硤合先生の業績に光が当てられたことを大変うれしく思います。今春、日本化学会の懇親会で楽しくお話しできたことも印象に残っています。これからハードスケジュールとなりますが、ご健康に気をつけてお過ごしください」とコメントした。

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