サイバーセキュリティの専門家が聞いたら眉をひそめそうですが、筆者のコンピューターの横には、Googleアカウントのパスワードを書いた紙が置いてあります。
なぜかって? もし忘れたら、一体どうすればいいというのでしょうか。ログインできないGmailアドレス宛に、復元メールを送ってもらうのでしょうか?
どうやらGoogleも、このちょっとした問題を認識しているようです。これまでもアカウント復元ページには、ほかの手段(事前に連携済みの携帯電話番号を使うなど)が用意されていました。ですが今回、ついに友人や家族のメールアドレスを使ってGoogleアカウントを復元できるようになったのです。
【記事のポイント】
復元プロセスは、連絡先が受け取った3択の番号から正しいものを選ぶ仕組みで、従来の復元用メールが使えない状況での備えとなる
友人を「復元用の連絡先」に設定する
Googleはこの仕組みを「Recovery Contacts(復元用の連絡先)」と呼んでおり、今すぐ設定が可能です。
まずは、Googleアカウントのセキュリティ設定(またはこちらをクリック)にアクセスします。
「復元用の連絡先」ページから、連絡先を追加するボタンをクリックし、信頼できる人物を入力し(いくつか候補が表示されるはずです)、復元用の連絡先になってもらうようリクエストを送信します。
相手が承諾すれば、万が一ログインできなくなったときに、その人がアカウントの復元を手伝ってくれるようになります。ただし、通常の復元用メールとは違い、いくつか超えるべきハードルがあります。
復元時の具体的な流れ
友人や家族が復元用の連絡先として設定され、待機期間も無事終了すれば、あとは数ステップです。従来の復元用メールほど手軽ではありませんが、それに近いものがあります。
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追加のセキュリティ対策も
ただし、注意点があります。ほかの復元方法と同様に、Googleが本人であることを確認するため、ケースバイケースで追加の認証を要求する場合があるといいます。
その場合、アカウントは一時的なセキュリティ保留状態に置かれ、アカウント復元リクエストがあったことが本人に通知されます。
少々面倒に聞こえるかもしれませんが、これは、もしほかの誰かがあなたの復元用の連絡先を利用しようとした場合に、アカウント所有者本人がアクセスを拒否できるようにするための仕組みです。
復元プロセスには3分の1の確率で当てられてしまうステップが含まれていることを考えれば、この措置も理にかなっているでしょう。それでも、筆者の「紙パスワード」よりは格段に安全です。
もしものときの削除も簡単
セキュリティといえば、もし復元用の連絡先に設定した相手を以前ほど信頼できなくなった場合、リストから簡単に削除できます。
Googleアカウントの「セキュリティ」ページに移動し、「復元用の連絡先」をタップします。削除したいアカウントの横にあるゴミ箱アイコンをクリックし、「確認」を押せば完了です。
復元用の連絡先には、あなたのアカウントに関する通常のセキュリティアラートや通知は届きませんが、それでも信頼関係が揺らいだ場合は削除しておくのが賢明です。


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