おやつのニンジンをたべる清嵐号=霧島市の鹿児島神宮
霧島市隼人の鹿児島神宮に、御神馬(ごしんめ)「清嵐号(せいらんごう)」がいる。2018年に日本中央競馬会(JRA)から奉納されたサラブレッドで、白い芦毛(あしげ)の雄。境内の神馬舎で暮らし、訪れた参拝客を癒やしている。
神馬は、神々の乗り物として献上する。生きた馬を納める神社は少なくなり、像や絵馬などに置き変わった。鹿児島神宮の宮内伸広権禰宜(52)は「県内で神馬を飼育しているのはここだけではないか」と話す。
清嵐号は北海道生まれの18歳で、体高165センチ、体重は約480キロ。1994年に前の「嵐号」が死んだ後は飼っていなかったが、地元住民の要望などを受け復活した。
当初から清嵐号を世話している同市国分の村田蒼依さん(30)によると、性格は少々荒い。水ではなくお湯を与えると喜ぶという。村田さんは「覚えてくれているのか、会いに行くと走って来てくれる」とかわいがる。
丙午(ひのえうま)の2026年、全国で神馬を飼育する神社のうち、7社で「神馬訪(おとな)い巡り」キャンペーンが始まった。鹿児島神宮では、清嵐号が載った御朱印と、記念の運気上昇守(各千円)を用意する。2月には室町時代から続くとされる伝統行事、初午祭がある。
「馬にゆかりのある社が盛り上がることで、地域のにぎわいにつながれば」と宮内さん。「各地の馬に会いに行って神様から力をもらい、良い一年にしてほしい」と呼びかけた。


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