鹿児島県みなみさつま市でワーケーション!自然に囲まれた働き方の魅力

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九州新幹線の南側の終着駅である鹿児島中央駅を有し、九州を代表する観光地である鹿児島市。世界でも珍しい市街地に近い活火山である桜島や薩摩藩の歴史と文化、黒豚などの食が有名です。今回、そんな鹿児島市から車で40分。東シナ海の大自然と焼酎文化だけでなく、ワーケーションスポットとして話題の南さつま市をご紹介致します。

南さつま市とは

鹿児島市と隣接し、車で40分ほどの場所にある南さつま市。2005年に加世田市(かせだし)、笠沙町(かささちょう)、大浦町(おおうらちょう)、坊津町(ぼうのつちょう)、金峰町(きんぽうちょう)の5つの町が合併して誕生しました。
東シナ海に面した壮大な海岸線や、薩摩半島最高峰の金峰山など、四季折々の景観が楽しめます。江戸時代に南蛮貿易で栄えた坊津地区や、伝統を感じる加世田麓武家屋敷群は、歴史好きにおすすめのスポットです。また、新鮮な海産物や地元の焼酎、さつまいもを使った特産品など、食の魅力も満載の地域です。

亀ヶ丘

鹿児島県南さつま市大浦町亀ヶ丘
https://kanko-minamisatsuma.jp/spot/7554/

写真は、南さつま市の絶景スポットとして人気の「亀ヶ丘」。その名の通り、丘の形がまるで亀の甲羅のように見えることから名付けられました。標高約200メートルの亀ヶ丘からは、広大な東シナ海と吹上浜砂丘を一望でき、特に夕暮れ時の景色は格別です。海に沈む夕日が砂丘や海面を黄金色に染める光景は訪れる人々を魅了します。
他にも「南さつま海道八景」という最高のドライブルートもあり、海沿いに続く道を走ると次々に絶景が現れます。

南さつま街道八景
1.高崎山展望所から見る薩摩半島と崎ノ山一帯
2.谷山展望所から見る段々畑
3.後浜展望所から見る野間岬一帯
4.笠沙美術館展望所から見る沖秋目島
5.落水展望所から見る亀ヶ丘岩壁
6.丸木崎展望所から見る泊浦一帯
7.輝津館展望所から見る双剣石周辺
8.耳取峠展望所から見る枕崎市街地と開聞岳
https://kanko-minamisatsuma.jp/feature/8038/

竹田神社

鹿児島県南さつま市加世田武田17932
https://kanko-minamisatsuma.jp/spot/7561/

市の中心部にある竹田神社.戦国時代に活躍した薩摩島津家中興の祖として知られる島津忠良(日新公)がまつられ、周辺には武家屋敷も残されています。

絶景だけでなく日本遺産にも認定された歴史にも注目が集まってきている南さつま市。実は、鑑真大和上が日本に上陸された場所でもあります。歴史文化も豊かな地域で、加世田地区にはかつて薩摩藩の外城(とじょう)として栄え、100年以上前の郷士の民家が今でも残っています。
明治時代以降の加世田の繁栄を示す建築群や規模の大きな民家、近代和風の住宅、そして下見板貼りの洋風医院建築など、築50年以上の建築が100棟前後現存しています。 水路沿いに、石垣やイヌマキ、武家門の美しい街並みを見ることができます。

吹上浜海浜公園

鹿児島県南さつま市加世田高橋1936-2

お子様連れに大人気なのは吹上浜海浜公園。約110haの広大な敷地には、大きな児童遊具有り、アスレチック有り、プールもキャンプ用もローラースケートも有り!で一日中楽しめること間違いなしの場所です。広い園内は自転車で回るのが一番!ということで、レンタサイクルもあります。1周約5.6kmの自転車道をゆっくりとサイクリングするのもオススメです。小さなお子様に嬉しい補助輪付きの自転車レンタルがあるのも嬉しいポイントです。

絶景・歴史文化・お子様連れでも楽しい!と三拍子揃った南さつま市は実は焼酎文化が根付く土地としても知られ、地元産のさつまいもを使用した焼酎は全国的にも高い評価を得ています。伝統的な黒瀬杜氏の技術が息づく焼酎は、コクと香りが豊かで、7つの蔵で多彩な銘柄が楽しめます。
前置きが長くなりましたが、ここからは南さつま市がワーケーションスポットとして人気の理由をご紹介致します。

きやったもんせ南さつま

鹿児島県南さつま市加世田本町43-9

観光物産交流施設 きやったもんせ南さつま | 南さつま市観光協会

ワーケーションスポットとして人気な理由①快適なコワーキング施設

南さつま市の中心部ある観光物産交流施設「きやったもんせ南さつま」。観光案内所だけでなく、コワーキングスペースも併設しており、旅先での急な対応などにも便利なスペースです。ドロップイン2時間550円とオトクな金額で利用できます。

個室の会議室もあり、静かな環境でオンライン会議をという需要や、数人での会議などにも便利です。
▼コワーキングスペースについてはこちらから
https://kanko-minamisatsuma.jp/spot/15591/

ワーケーションスポットとして人気な理由②お土産も充実!配送も可能

「きやったもんせ南さつま」には南さつま市のお土産がズラリ。南さつま市観光協会が作ったオリジナル商品や南さつま市にある7つの蔵元のお酒などが揃います。

中でもオススメは、「南さつま市エールギフト」。お土産は買いたいけど、手荷物は嫌だな、、という方にぴったりです。

ワーケーションスポットとして人気な理由③東シナ海の恵み!美味しい海の幸が沢山!

「南さつま海道八景」の周辺には海沿いならではの美味しい海鮮処が沢山!写真はドライブイン大浦のぶえん丼。片浦漁港から毎日仕入れる魚介をふんだんに使った定食が嬉しい、地元に愛される食堂です。旬の刺身も人気ですが、4日間煮込んだアラ炊きなど、遠方からのお客様も耐えないお店です。

ドライブイン大浦

鹿児島県南さつま市大浦町29500−2

ドライブイン大浦 | 南さつま市観光協会
片浦漁港から毎日仕入れる魚介をふんだんに使った定食が嬉しい、地元に愛される食堂です。嬉しい海鮮丼(¥790)や寿司ランチ(¥1,000)も人気ですが、なかでも一番人気の磯定食(¥1,600)には旬の刺身をはじめ、4日間煮込んだアラ炊きがつい...

プリップリの特大サイズ海老フライが有名な老舗食堂「越道浜食堂」。その日に穫れた魚を使った刺身定食も人気なのですが、個人的にオススメなのは塩ラーメン。地元の海水を炊き上げて作った塩の入った塩ラーメンは、最初はそのまま味わい、次にレモンを絞って味わい・・・。あっさりしているのに深みがある美味しさです。

越道浜食堂

鹿児島県南さつま市大浦町28825

越路浜食堂 | 南さつま市観光協会
南さつま市のお食事処「越路浜食堂」をご紹介します。海岸線の絶景を望む、地元住民に愛される老舗食堂です。絶品のエビフライ定食や、その日の朝に獲れた魚を使った刺身定食がおすすめです。地元の海水を炊き上げた、手作り塩の入った塩ラーメンも美味。
ワーケーションスポットとして人気な理由④焼酎造りの歴史を学んで大人力UP

杜氏の里笠沙・焼酎づくり伝承展示館

鹿児島県南さつま市笠沙町赤生木6762

焼酎づくり伝承展示館 杜氏の里笠沙 | 南さつま市観光協会
南さつま市の焼酎展示館「焼酎づくり伝承展示館 杜氏の里笠沙」をご紹介します。明治時代から焼酎づくりの技術集団として、県内外で名の知れた黒瀬杜氏。この黒瀬杜氏の伝統技術を伝承するため、「焼酎づくり伝承展示館 杜氏の里笠沙」は建てられました。

南さつま市は焼酎づくりの技術集団として広く知られる黒瀬杜氏の故郷。黒瀬杜氏の焼酎造りを分かりやすく学べる「杜氏の里笠沙・焼酎づくり伝承展示館」では歴史や特徴を学べるだけでなく、仕込みの時期になると昔ながらの方法で本格芋焼酎の醸造風景を眺めることも出来ます。
昔ながらの黄麹を使い、瓶で仕込み、木製蒸留機で蒸留する昔ながらの手作り焼酎「一どん」というここでしか購入できない焼酎も。(※往復はがきで応募して、抽選で選ばれなければ購入できません)

ワーケーションスポットとして人気な理由⑤ウィスキー工場の見学や試飲も

マルス津貫蒸溜所 津貫貴匠蔵 本坊酒造

鹿児島県南さつま市加世田津貫6594

津貫 | ウイスキー | 本坊酒造 公式サイト
TSUNUKI

焼酎だけでなく、ウィスキー好きな方にオススメなのは「World Whiskies Awards 2013」で世界最高賞、最近では「World Whiskies Awards 2024(WWA2024)」の2部門において、日本最高賞となる「Best Japanese」の受賞をはじめ、世界各国の賞を獲得している本坊酒造の「マルス津貫蒸溜所」。蒸溜釜をはじめとしたウイスキー製造設備や、多彩なウイスキー原酒が眠る石蔵樽貯蔵庫などを見学することが出来ます。

製造工場では、9時-10時頃に来ると蒸留しているところを見ることが出来、運が良ければミドルカットの作業を見ることも。
※ミドルカット
蒸留時にウイスキーの香りや味わいを選択する大事な作業のこと

ウイスキーといえば思い浮かぶのが、蔵で樽が貯蔵されている風景。一年を通して温度差の少ない石蔵の中で熟成されるウイスキー原酒がズラリと並び、熟成樽から漂う温かみのある木の香りに包まれ、蔵全体がウイスキーの「時の香り」で満たされ、深い余韻とともに心地よい安らぎを与えてくれます。

工場に隣接するショップ・BARとして営業している本坊家旧邸「寶常」は二代目社長本坊常吉が暮らした邸宅をリノベーションした特別な空間。蒸溜所限定ウイスキーの試飲やオリジナル商品の購入などが出来ます。

ワーケーションスポットとして人気な理由⑥ちょうどよい距離感の散歩

南さつま市は、薩摩藩の外城(とじょう)として栄え、100年以上前の郷士の民家が今でも残っています。 明治時代以降の加世田の繁栄を示す建築群や規模の大きな民家、近代和風の住宅、そして下見板貼りの洋風医院建築など、 築50年以上の建築が100棟前後現存しています。 水路沿いに、石垣やイヌマキ、武家門の美しい街並みを見ながら散歩をすることも出来ます。仕事に行き詰まったら、昔ながらの町並みを散歩してみてはいかがでしょうか。

おわりに

南さつま市は、日本の焼酎造りの礎を築いた二大杜氏を輩出し、日本の焼酎造りとその文化を語る上で欠かせない地域と言えます。そんな南さつま市の唯一無二の特徴である焼酎に着目し、焼酎に関連する商品開発やPRを行っているのが南さつま市観光協会の柳下さん。南さつま市に拠点を置く7つの蔵元や宿泊施設と連携して、焼酎と地域食材とのフードペアリング体験の造成などに取り組んでいます。

南さつま市の宿泊施設では、南さつま市の食材を使った料理と、その料理に合うお酒のペアリング体験を試作中。
お昼はしっかり働いて、夜は美味しい焼酎と料理をお楽しみ下さいませ。
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