大船渡市魚市場に今季初めて水揚げされたサンマ(C)岩手日報/共同通信イメージズ![]()
今年も「秋の味覚」をめぐり、不穏な空気が漂っている。先月10日にサンマ漁の主力「棒受け網漁」が解禁されてから、1カ月が経過。各地から届くサンマの水揚げの様子は、どこも歴史的な不漁らしい。
一般社団法人・漁業情報サービスセンターによると、先月の全国水揚げ量は約1328トン。「豊漁」となって価格も安くなった昨年の同時期(約4987トン)から実に約73%も減少している。
サンマが「庶民の味方」の代名詞だったのは、今や昔だ。この20年近くは不漁続きで、価格は高騰。サイズも小ぶりとなり、かつてのようには気軽に手が届きにくくなっていた。歴史的な不漁で今年も再び「高嶺の花」になってしまうのか。「全国さんま棒受網漁業協同組合」(全さんま)に、現状を聞いてみた。
「正直、今年も厳しい状況と言わざるを得ません。9月中旬時点での漁獲量も前年同期比で5分の1程度にとどまり、深刻な不漁が続いています。非常に大きなサンマがたくさん獲れた昨年と比べ、サイズ自体は同等か若干小さめで、品質や味自体は悪くありません。ただし、1匹400円、上物では500~600円程度と、高値での取引となっています」(担当者)

コメント