2025年10月現在、高速道路を利用するドライバーの約95.5%、ほとんどの人が利用している自動料金収受サービスが「ETC」です。ノンストップで、さらにキャッシュレスで料金所を通過できる便利なものですが、よりメリットを受けるためには「ETCマイレージサービス」への登録が必要になります。忘れないように登録しましょう。
ガソリンの暫定税率は廃止されたが…
諸物価が値上がりするなか、クルマの維持費に“厳しさ”を感じている人も多いでしょう。
ガソリン価格については、2025年12月31日をもって「当分の間税率(暫定税率)」が廃止され、1リットルあたりの税金が58.8円から28.7円へと軽減され、店頭価格は1リットル155円台(レギュラー、2026年1月初旬の全国平均)という“安いガソリン”が実感できるようになっています。
しかし現在の円安傾向を考えると、この安い(といってもコロナ禍直前より10円ほど高い)ガソリン価格がいつまでも続くとは限りません。
そして阪神高速は2024年6月に上限料金が1320円から1950円への改定を実施、首都高は2026年10月に料金水準を約10%(普通車)値上げすることを予定しています。
さらにNEXCO各社はこれまで「全走行区間に対して30%割引」だったETC深夜割引を、「対象時間帯に走行した距離に応じた割引」とすることを発表、システム障害の影響で実施時期は未定とされていますが、これもこれまで制度をうまく使っていた人については、事実上の値上げとなります。
つまりこれら一連の値上げでクルマ関連の出費が家計を圧迫しないためには、クルマにかかる費用をなんとか節約しなければならないのです。
そのためにもっとも有効で、かつ多くの人にとって手間なく利用できる手段が「ETCマイレージサービス」の活用です。
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ETC利用率は2025年10月現在で95.5%。つまり高速道路を走行する人のほとんどがETCを使っている。ETCマイレージサービスに登録していないと損!?
ETCマイレージサービスとは、高速道路をETC通行して支払う料金に応じて貯まるポイントを「還元額」に交換し、高速道路の「無料通行分」として利用できるサービスです。そして使い方によっては、高速道路の通行料金を「50%オフ」にすることも可能です。以下、その詳細について見ていきましょう。
ETCマイレージサービスのポイントは、高速道路の事業者ごとに積算され、一定数に達すると還元額に交換できます。支払う通行料金に対してのポイント数は、NEXCO各社と宮城県道路公社(以下、NEXCO各社等)、本四高速がそれぞれ「10円につき1ポイント」、愛知道路コンセッション、広島高速道路、福岡北九州高速道路がそれぞれ「100円につき1ポイント+α(αは月間利用額に応じた加算ポイント)となっています。
貯まったポイントから還元額への交換レートは、NEXCO各社等、本四高速が1000円→500円分、3000ポイント→2500円分、5000ポイント→5000円分、愛知道路コンセッション、広島高速、福岡北九州高速道路が100ポイント→100円分です。
そしてポイントから交換した還元額は、高速道路事業者を問わず、合算しての利用が可能です。
つまりNEXCO各社等であれば5000ポイント、つまり5万円分の通行料金を支払って貯めたポイントを還元額に交換することで、5万5000円分の利用が可能となり、ETCマイレージサービスを利用しない場合に比べ、約1割の通行料金が節約できるのです。
50%相当額が還元されるサービスとは
そしてこのETCマイレージサービスのメリットを大きく活かせる利用方法が、「ETC平日朝夕割引」です。
ETCマイレージサービスのWEBサイト。ETCマイレージサービスの新規登録はここから申し込む
ETC平日朝夕割引とは、NEXCO各社等の「地方部の高速道路」を平日の朝6時〜9時、夕17時〜20時に適用される割引で、1カ月間の割引対象となる走行回数に応じて、通行料金のうち最大100km相当分について、還元額としてETCマイレージサービスの無料通行分に自動交換されます。
利用回数と割引率の関係は、5回〜9回までが約30%で、10回以上が約50%です。つまり平日の適用時間帯に10回(往復利用であれば、5往復)、対象となる走行を行うことで、通行料金が実質的に「50%オフ」となるのです。
そして通常のETCマイレージサービスでは還元額による走行はポイントの対象となりませんが、ETC平日朝夕割引については還元額による走行も対象に含まれます。
適用となる走行については、必ずしも同じ区間である必要はないので、通勤以外でも、平日が休みで対象となる時間帯に高速道路をを多く利用する人であれば、そのメリットをしっかり享受することができます。
またひと月のうち対象となる走行が9回であれば、もう1回だけ、ひと区間高速道路を利用すれば、約約30%から約50%に拡大した割引率で、実質的な支払い額を減らすことも可能です。
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このように高速道路の通行料金を大きく節約できるETCマイレージサービスですが、その利用にあたってはETCマイレージサービスのウェブサイトでの事前の登録が必要です。
登録に必要な情報は「ETCカード(ETCパーソナルカードも可)」「利用する車載器の『車載器管理番号』」「クルマのナンバー」で、一度登録したETCカードは、レンタカーなど別のクルマでETC通行しても、ETCマイレージサービスの対象となります。
クルマの維持費を節約したいと考えている人は、ぜひ登録しましょう。


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